韓国、竹島・延坪島など「国家管理港」に指定へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101227-00000908-yom-int

読売新聞 12月27日(月)19時42分配信
 【ソウル=仲川高志】韓国国土海洋省は27日、2011年度の業務計画を李明博(イミョンバク)大統領に報告。

 その中で、韓国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島(トクト))や、11月に北朝鮮の砲撃を受けた延坪島(ヨンピョンド)など10の島にある港湾を、来年中に新しく「国家管理港」に指定し、国の管理下で港湾整備を重点的に進める方針だとしている。竹島については、防波堤施設を増強する計画で、韓国の実効支配を強調する狙いがあるとみられる。

 また、海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)に近い延坪島、白リョン島(ペクリョンド)、大青島(テチョンド)などについては、1000トン級の船舶しか入港できなかったふ頭施設を、5000トン級の船舶も入港できるよう整備する。(リョンは令に羽)

 国家管理港の指定は当初、主に離島住民の生活の利便性を向上させる目的で計画されてきた。しかし、延坪島砲撃事件後は、北朝鮮による軍事挑発への対応に力点が置かれるようになり、艦艇による住民の大規模移送などを可能にする目的の施設整備が盛り込まれた。
最終更新:12月27日(月)19時42分

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竹島は、サンフランシスコ平和条約が締結される直前の1952年1月18日、大韓民国大統領李承晩が自国の支配下にあると一方的に宣言して占領されました。それと同時に近海を含む李承晩ラインを設定し、日本海の漁船を一方的に拿捕したり、銃撃をしはじめたのです。

当時自衛隊の前進となる警察予備隊や保安隊は貧弱な兵力しかもたず、漁民の奪還はおろか領土もとりかえせないままでした。韓国側は拿捕した日本人の漁民を事実上の人質として抑留を続けました。

この人質を取り返すために日本政府は1965年に日韓基本条約を締結し、領土問題を棚上げにしたまま国交を回復しました。シベリアに抑留されていた旧日本軍兵士を返してもらうため、北方領土問題を棚上げして日ソ共同宣言で国交を回復したのと似ています。

江戸時代には竹島よりも韓国側の鬱陵島に日本人が居住しており、歴史的に見れば鬱陵島は日本領と主張してもおかしくはないのです。日本側は譲歩しているのに関わらず、最近の韓国では対馬までも韓国領と主張する動きがあります。

とはいえ、韓国は日本と同じ民主主義の国。中国・北朝鮮・ロシアと日本にとって脅威となる軍事力への防波堤となっているので話はやっかいですね。日本政府としては、北朝鮮と竹島をめぐって取引をすることをほのめかしたりして、韓国を牽制することはできないものでしょうかね。