モンプリュ林周平シェフ 台湾講習会2日目(1日目の様子はこちら )
2日目の講習内容は、下記の5種類。
*パリブレスト...
*モンモランシー
*ビスキュイ・ド・サヴォア
*カリソン・デクス
*パン・ド・ジェンヌ
パリブレストは台湾ではあまり作られていないお菓子ということで、
生地やクリームの絞りに皆さん興味深々。
この凛と美しい立ち姿には、私もいつもうっとりとさせられます♡(*´◡`*)
これは焦げていないんですか?
と質問がでるほどしっかりと焼きこまれた生地の美味しさと、
ヌガティーヌたっぷりでナッティに香り立つ濃厚なプラリネクリームに皆さん驚かれていました。
シュー生地に、塩がガツンと効かされているのもポイント!
風味、食感共に絶大なる存在感のあるダイナマイトボディのパリブレストです。
モンモランシーは重石がなかったので、台湾らしく緑豆を重石代わりに。
1日目に引き続き、このお菓子でもメレンゲの魔術師ぶりを発揮する林シェフ!
ボリューミーなクリームの成型の技を、皆さん固唾をのんで見つめてらっしゃいました。
サヴォアは、綺麗に型から外すために、バターと粉をしっかりと型に塗る下準備を。
マドレーヌなどの焼菓子にも共通することですが、このひと手間が大切なんですよね。
見事に型抜けし、ほわっほわの生地が焼き上がりました!
カリソン・デクスは見たこともない方が多かったようで、
このような大きなシート状のウェハースは台湾にはないそうですが、
この風味と食感は台湾人好みじゃないかと。
色々とアレンジも可能で日持ちもするので、是非応用してほしいお菓子です。
実は林シェフ・・・
パン・ド・ジェンヌは、王さんも扱われているルーツ貿易のシシリー産・ギルジェンティ種の
アーモンドプードルの美味しさに出会い作り始めたお菓子なんだそう。
アーモンドの馥郁たる香りと、ラム酒とヴァニラの芳醇な香りが織り重なる贅沢な焼き菓子。
私も初めていただいたとき、おっ…♡と思わず唸ったのを覚えています。
とても熱心に通訳をしてくださった王さん。
言葉の壁を越えて、林シェフのこだわりを伝えるのはかなり至難の技だったことと思います。
今回の講習会は、ただ日本のフランス菓子のルセットを教え、
技術を伝えるというものではありません。
王さんと楊さんが打ち合わせのためにわざわざ林シェフの元に足を運び、
お菓子を選び、何度も打ち合わせを重ねてきた賜物です。
講習会を進めるうちに、こんなものも求められているのでは?!
と即興で作ったお菓子も数品あります。
主催者側の熱意と、シェフの臨機応変さ&技術がタッグを組んだ本当に素晴らしい講習会でした。
とはいえ、今回が初回ということで反省点も多々あり、講習会中から改善点を話し合う熱心さ。
反響も大変よく、すでに次回のオファーもありました!
立場は全く違いますが、王さん、楊さんの“繋ぎ手”としての熱意、姿勢には
私もとても感動させられ、色々と勉強させていただきました。
ありがとうございました。
何度見ても、ほ~~~~~っとため息がでる林シェフのプレゼンテーション。
台湾の皆さんの目にはどんな風に映ったのかな?!
巧舜企業社長 楊さんご一家。
本当に沢山のお心遣いをいただきました。
ありがとうございました♡
アシスタントの皆さん♡
真ん中のリュウさんは、ずっと運転手もしてくださいました。
ありがとうございました。
自称台湾のイケメンスターです(笑)
デビさんとユハンちゃんは日本語も堪能なので、公私ともに本当にお世話になりました♡
岸ちゃんからまさかの「林さんの講習会、何度も見ていて飽きませんか?!」という質問が(笑)
たしかに…お菓子教室に約10年間、もう100回以上通い、講習会にもほぼ参加しているので、
世界一林さんのレッスンを受講しているのは私かも!?
でも…飽きるなんて考えたこともありませんでした。
私がフランス菓子に興味を持ち、その美味しさに感動し、
この仕事を始め、続ける原動力となっている源が、
林シェフであり、シェフの作るお菓子なので・・・
興味が尽きるときは、死ぬときでしょうね(笑)
林シェフの初海外講習会。
同行することができて本当によかったです。
私自身、非常に勉強になり、「発信する」ことの新たな可能性を見出すことができました。
今回この講習会を支えてくださった関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
そして本当にありがとうございました。
またお目にかかれる日を心から楽しみにしています。
数日間ではありましたが、皆さんの心からのおもてなしに触れ、台湾が大好きになりました。
再見♡(*´◡`*)