札幌雪祭りも終わったしまいましたね。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。
札幌の友達によると、温暖化のせいで、2月でも札幌は暖かいらしく
雪像を維持するのが結構大変らしいです。
◆ 露木さんに離婚相談にいらっしゃる方で、セックスレスを離婚原因の一番の問題
に挙げるケースはどれほどあるものなのでしょうか? 件数など。
(セックスレスとは1か月の間に一度も性交渉のないケースを定義しています)
◆ 夫・妻でどちらがセックスレスを問題視することが多いのでしょうか?
◇ 平成23年9月の相談件数は114件。
そのうち、「セックス(レス)」「性交渉」「性生活」のキーワードが含まれる
相談は25件で全体の21.9%(ただしメール相談に限る)
男女比は男性が7件(28%)、女性が18件(72%)で、女性の方が圧倒的に多い。
【 週末婚でもセックスレスに 】20代女性の証言
私どもは一年ほどセックスレスです。
主人とは1年半、単身赴任による別居状態で
週末だけ一緒に過ごしています。
しかし、私からは数回だけ、生理のときや、あまりにも疲れているとき
何度か断ると、主人は(セックスを)をしようとしなくなりました。
主人は「週末しか会っていないのに(セックス)断った」と
こちらに非があると言われ、困ってしまいます。
◆ セックスレスが問題となり離婚したケース、
離婚を考えているケースがありまし
たら、背景とあわせお教えてください。
(人間関係そのものが破綻していた、夫・妻に病気がありセックスできない事情が
あった、子どもや姑など住宅事情や家族関係そのものの事情…等さまざまあるかとは
思うのですが…)
◇ セックスレスは離婚に直結しません。
「性格の不一致」という言葉がありますが、
セックスレスは「性」の不一致です。
基本的にどちらか一方が悪いわけでななく、
お互いにそれなりの原因があるので
セックスレスだけを理由に離婚に至ることはない。
まずはセックスレスを解消できるよう
努力をするのが大前提。また解消できなかったとしても、セックスレスだけで
おさまっていれば、離婚には至らない。
離婚に至るのはセックスレスが引き金になって、別のトラブルが発生する場合。
例えば、性欲を発散するために「浮気」をしたり、「風俗」に走ったり
家庭内のストレスを晴らすために「ギャンブル」をしたり、
ブランド品の購入や海外旅行などの「浪費」をしたり、
セックスという拠り所をなくしたことで、
夫婦関係がさらに悪化し「暴言」「暴力」「家出」といったトラブルが発生する。
浮気、風俗、ギャンブル、浪費、暴言暴力、家出は離婚に直結するので
セックスレスを放置した結果、離婚に至るケースもある。
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【 50歳を過ぎてセックスを楽しむのは、おかしいこと?! 】50代夫婦の証言
<妻>
私たちの家庭生活とは・・・そもそも第三子を出産して以降
まったく性生活はありませんでしたが、穏やかな家庭だったと思います。
夫は仕事や趣味、私は子育てやパートで忙しかったのです。
夫からも強く求められることはありませんでした。
一方、私はもともと(セックスが)あまり好きでなく、
疲れていたので、「セックスレス」が
不思議なこととは思いませんでした。
「どこの家庭でもこんなものでしょ・・。
ドラマみたいに、恋愛映画みたいなことはなくて、
これが普通なんじゃないかな・・。」と。
<夫>
俺は人一倍、性欲が強いけれど(妻はセックスが好きではないようだから、
セックスレスでも)仕方がない」と思って暮らしていた。
しかし、55歳ぐらいになったときに、このままそういう
喜びを知らないで、人生を終えるのはさびしいと思った。
そのとき、妻がいつか何かの拍子に言った
「やりたければ外でやってくればいいじゃない」という言葉を思い出した。
だから、旅行先で風俗のお店に行った。
しかし、お金も続かないので、インターネットの出会いサイトに入会して、
相手を探した。
相手の女性とは、例えば、音楽会に行った後、頻繁にホテルに行ったり、
クリスマス・バレンタインなどを一緒に過ごしたり、旅行に行ったりしたが
結局、恋愛感情はもっていなかった。
「とにかく(妻の)あの一言さえなければ、こういうこと
(風俗通いも不倫も)していなかった。たから、俺が行為に及んだのは、
そういうことを言った妻に責任があるんだ」と思っています。
すべての原因は「夫婦生活が全くなかったこと」なのです。
(次回に続く)