2年前と【 離婚の何が 】変わったのか? | 法律でメシを食う35歳のブログ~露木幸彦・公式ブログ~

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1980年生。国学院大学卒。行政書士・FP。金融機関では住宅ローンのトップセールス。離婚に特化し開業。年間相談件数は1,500超。離婚サポートnetの会員は1万人と日本最大。マスコミ掲載多数。読売、朝日、日経各新聞、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」等。

1年で一番すごしやすい時期になりましたが
いかがお過ごしでしょうか?



単身で事務所を開業してから、ちょうど2年と5ヶ月。



相談者が4,800人を超えました。


それだけ困っている方の手助けができたのではないかと
思っています。


毎年、お客様から届く年賀状や暑中見舞いが
私の支えになっています。



ただ2年前と現在を比べると、大きく変わったことがあります。


それは相談の中身がより深刻で、難解で、複雑なものが
増えていることです。

このことには私も心を痛めています。



2年前はこのような典型的な相談が多くありました。

・子供の養育費を確実にもらいたい   

・浮気相手慰謝料に請求したい



現在はこのような相談が多くなっています。

・浮気相手が4人いて、そのうちの1人が妊娠したため、中絶してもらった

・アルコール依存症になり、相手が子供を連れて逃げてしまった

・いきなり裁判所の人間が来て、自宅を差し押さえられてしまった



以前に比べ、解決までにかかる時間が、
ぐっと長くなったという実感です。


複雑な問題を解決するためには、茨の道が待っているのは
言うまでもありません。



それでは特殊なケースが私のところに偶然集まってくるのか?


自分の抱えている問題が難易度の高いものだから
私を頼ってくるのか?




そんなことはありません。



おそらく日本全体の離婚問題のレベルが1段階上がったのではないでしょうか?



そう思っています。


例えば2年前の難易度が『10』だとしたら、現在は『20』になっているのです。
特殊の方の難易度が『20』になったのではなく
日本人の平均難易度が『20』になったのです。



ご存知のように
離婚件数はここ数年増えていません。


平成18年度の離婚件数が約25万件、17年度は約26万件ですから
数字自体は減っていることになります。



離婚件数が減ったから、この問題は沈静化したのか?



そういうわけではありません。

離婚の問題自体の深刻度が悪化しています。
1件1件の難易度があがっているということです。



離婚問題は基本的には当事者同士が話し合いをし、
解決するものだと考えています。



先のこと(子供の養育費、面会、長期にわたる慰謝料など)を考えれば
本人同士が納得して別れた方が、後になってトラブルになりません。




しかし、ここまで難解な領域に入ってしまうと、
本人がパニック状態を超えており、正確な判断はできません。


こういったケースでは第3者が介入するのも仕方がありません。



もしご親戚、お友達、同僚の方で離婚、養育費、認知などの問題で
悩んでいる方がおられましたら、是非ともお力になりたいと考えています。


遠慮なくご相談いただければ、私も嬉しいです。