さて前回は修羅場に「追い詰められた側」が
なぜ素直が行動をとれないのか、というお話をしました。
今回はその続きからです。
現実社会の心情心理と、法律の常識が離れているからです。
法律の常識では
「原因を作った方が悪い」
「慰謝料を支払う」
という結論になります。
法律だけを判断基準にするなら、これは避けようがありません。
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慰謝料の金額を決める際、有責性というものがあります。
有責性とは「どのくらい悪質なのか」を判断するものです。
どのような経緯で浮気をし、暴力を振るい、
借金をしたのかという事情が考慮されます。
例えば、離婚原因だとしても、浮気をする過程には、
いろいろなことがあります。
妻が意図的に自分の分だけ、食事を作らなかった。
気に入らないことがあると、妻はすぐに大きな声を出し、共通の知人に愚痴を言った。
妻は連絡もなく、突然、外出することが多い、など。
基本的に離婚原因になるほど、重大な事件事故は、
普通の精神状態では起こりません。
極度のストレスを溜め込み、判断能力が低下している状態で
魔が差してしまうのです。