最近の映画について、ちょっと書かせてもらおうかな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

今日は、映画を観に行かなかったので、最近の映画について感じる事を書かせて貰おうかな。本当は映画に行こうと思っていたのですが、主人が早上がりで帰ってきたので、つい、この夏、”うなぎ”を食べてない~と思って、食べに行ってしまい、楽しんできてしまったので、予定していた映画が観れなかったんです。うなぎの誘惑に負けた私でした。(笑)

 

という訳で、実は、先日観た「打ち上げ花火~」の感想を書いていて、最近の映画のここがマズいよなぁと感じた事を書きたいと思いました。「打ち上げ花火~」の感想に書いたのですが、観た人が意味を理解出来ずに、「死んだんだよね。」と話していたのを聞いて、私は、感想で、一応、解説を書いてみたのですが、これね、解説なんて書くのはおかしいよなぁと思ったんです。

 

 

映画って、観た人万人が、それぞれ理解して、考えるべきものであって、解説するべきものじゃないんですよね。でもね、全く理解出来ずに、はぁ?という解答で帰らなければならない観客は可哀想だと思いませんか?たとえ、くどい説明になってしまっても、ある程度は、万人が解答を導き出せるところまで連れて行くのが制作者でなければいけないのではないかと思ったんです。解かる人だけ解ってくれればいいなんて、そんな傲慢な映画人ってどうなんでしょう。

 

私、沢山の映画を観て、感動したり、眠くなっちゃってどーでも良くなっちゃったり色々するのですが、監督などの制作者たちが、自分たちのマスターベーション的に作った映画ほど、気分の悪いモノは無いと思うんです。映画って、万人に観せるものでしょ。こんな事を言いたいんだと思ったって、それが伝わらなければ何もならないんです。どんなにベタだと言われようと、あざといと思われようと、その思いが伝われば良いと思うんですよね。カッコつけても、はぁ?と思われるのはどうかと思います。

 

確かに、映画祭などで取り上げられて、賞を貰ったりする作品はありますが、それが万人受けするとは限らないでしょ。限られた人は、それを理解するかも知れないけど、万人が楽しめる作品かと言われると、一概にそうとは言えませんよね。だから、良い映画=ウケる映画とはならないのは、誰もが認識している事だと思います。だけど、最終的には、沢山の人が観て楽しめる作品が、素晴らしい映画だと私は思っています。確かに、内容はぐちゃぐちゃで、文学的には酷い作品かも知れないけど、でも、沢山の人が楽しめるのが、エンターテインメントとしての映画の役割じゃないのかな?面白いと思って、その時のストレスを減らしたり、悲しみを克服したり、家族で楽しい思い出を共有したり、そんなのが映画の役割じゃないのかしら。

 

映画とはこうあるべきだと、講釈を言う方もいらっしゃるし、そりゃ、映画学校があるのだから、それなりに難しい理論があるんだと思いますが、そんな事、観る方にはどーでも良い事なんですよ。誰と観に行っても、誰にお勧めしても、誰もが楽しめる映画が一番。それから考えると、先日観た「スパイダーマン ホームカミング」とか、おバカっぽくて、内容は無いだろうと言われるかも知れないけど、きっと、誰もが、何も考えずに楽しめる映画だと思うんですよね。実写化された「銀魂」もそうだけど、そりゃ、構図がどうだとか、話の構成がどーだとか言われると、何とも言い返せないかも知れないけど、でも、脳を使わないで楽しめるでしょ。それが映画の本当の楽しみ方じゃないのかな。

 

(特典って、ちょっと嬉しい。)

 

私は、沢山の映画を観ていて、考えさせられる映画も大好きです。罪の重圧に苦しむ人の映画とか、加害者と被害者の葛藤を描いたりとか、思春期の子供の心の振れだったりとか、沢山の映画に触れて、どの映画も感動しますが、それは私が楽しめるだけで、万人の方に同じように思って貰うのは無理ですよね。それぞれ考え方は違うし、映画との関わり方も違う。当たり前なんです。

 

だから、それを解った上で、出来るだけ映画の良いところを探して伝えるようにして、どう考えても伝わらない事は解説しようと思って書いているのですが、それがネタバレだとか、批判だと思われたらスミマセン。それは、私の伝え方が悪いのかも知れません。でも、私にも我慢の限界があります。どうしてもこれは許せないと思った映画に関しては、批判を書かせて頂いています。

 

私が観た限りで、どう考えても、映画を作る事を舐めているように見えたり、明らかにその役を演じようとしていないように見えた場合に限り言わせて頂いています。私は、演じると言う事を仕事としているならば、真摯に向き合うべきだと思うし、その役に自分を近づけるべきだと思っています。私にこの役が来たんだから、自分そのままで演じれば良いなんて傲慢な考え方なら受けないで欲しい。仕事として報酬を貰うならば、その責任を負って努力をすべきです。どんな仕事でもサラリーマンでなければ出来高なのだから、出来なければ報酬を貰う資格はありません。まぁ、そういう作品は、必ず興行成績が悪いので、評価が下がって行くから、自分に跳ね返ってきているはずですけどね。

 

(考えなくて良い映画が好き!ロバートDJのサイン入りです。)

 

私は、映画に関しては素人です。映画会社同士の関係性や、俳優の使い方など、良く解っていないので、正面から映画を観て、どう思うかという事しか書いていません。難しい映画評論家さんのおっしゃっている監督のこだわりとか、古い映画のオマージュとか、そんな事も解りません。だって、古い映画なんて観ていないんですもん。ゴダールがどーとか、はぁ?って感じです。だって、古い映画観てると眠くなっちゃうんですもん。私は、小さい頃、スターウォーズの3作目くらいを父親に手を引いて連れて行って貰った思い出と、ETを友達と初めて映画館で観たような思い出があって、それ以前の作品は、TVで観るくらいです。猿の惑星とか、ジョーズとかは、TVで楽しく観ますが、それ以前のモノクロ映画などは、何度観ても、飽きてしまい最後まで観れません。そんな私ですから、映画玄人の方から見たら笑っちゃうような感想だと思いますが、これが一般人の考え方だと思って欲しいです。

 

ダラダラ書いてしまいましたが、どーも、最近、映画制作の人々と、観る側の人々との距離が離れ始めているような気がして、気になっていたので、書いてしまいました。観る人にコビを売れと言うのではありませんが、エンターテインメントとして映画を作るのなら、もう少し、一般人の理解と興味を引く作品を作って欲しいなと思った次第です。

 

原作が有名だからと言って、何でも映画にすれば受けるってもんじゃないって事を解って欲しい。原作人気が高ければ高いほど、ファンが多く、こだわりがあるんです。それは、もう、原作者の考えとは離れてファンの思いが動き出している事も多いので、良くリサーチをして欲しいと思います。これだけ原作物が失敗しているのですから、そろそろ考えて欲しいと思います。

 

長々、スミマセン。つい、書いてしまいました。出来れば、明日くらいからは、映画か、何かの感想を書きたいな。では、明日~。カメ