「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」ビジュアルは頑張ってたけどちょっとねぇ~ | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を観てきました。初日なのに空いていたわぁ~!(汗)

 

ストーリーは、

美しい海辺の町・杜王町(もりおうちょう)に暮らし、見た目こそ不良だが心根は優しい高校生の東方仗助は、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の持ち主。仗助のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものを直すことができるというものだった。一見すると平和に見える杜王町では、このところ不審な変死事件が続発しており、一連の事件が自分とは別のスタンドを使う者たちによる犯行だと知った仗助は、町を守るために立ち上がる。

というお話です。

 

 

海辺の街・杜王町に引っ越してきたばかりの広瀬康一は、朝、登校時に不良に絡まれます。通行料出せとカツアゲされ、オドっている所に東方仗助が通りかかります。仗助は、髪形が変だと言われて怒ってしまい、不良をブチのめすのですが、康一にはその姿が見えず、どうやったんだろうと不思議に思います。

 

空条承太郎は、祖父であるジョセフ・ジョースターが浮気して出来た子供の仗助を訪ねて杜王町にやってきます。仗助に、父親であるジョセフ・ジョースターの事を話し、遺産の事と、一族に受け継がれるスタンドの事を話します。そして、杜王町で起こっている事件にスタンドが絡んでいるのではないかと感ずいて、仗助に何かあったら連絡をするようにと伝えます。

 

 

ちなみに、スタンド(幽波紋)とは、精神エネルギーを具体化した能力であり、同じスタンド使い通しにしか見えない。このスタンド同士で戦い、スタンドが傷つくと、本人の身体も傷つくというものです。

 

その頃、杜王町では、不思議な連続殺人事件が起こっており、仗助の祖父は警察官で、その事件を追っています。しかし、事件の手がかりはつかめません。

 

事件の犯人はアンジェロと呼ばれる男で、既に酷い犯罪者だったが、杜王町に来て、虹村形兆により矢で射られてスタンド使いになり、その力を使って、連続殺人を続けて行きます。殺人の邪魔をした仗助と仗助の祖父を恨んでおり、彼らを殺そうと襲ってきます。

 

 

アンジェロの襲撃にあった仗助は、承太郎の手を借りてスタンドで戦い、アンジェロを倒しますが、祖父は仗助の介助が間に合わず、亡くなってしまいます。警察官として杜王町を護っていた祖父の意志を継ぎ、杜王町を護ろうと決めた仗助は、アンジェロをスタンド使いにした男、虹村形兆を探し、戦いを挑みに行くのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

何か、思い出しながらあらすじを書いていたのですが、これ、原作3巻(ダイヤモンドは~だけで。)まで行ってないくらいまでなのかな。うーん、原作を知っているからなのか、面白いと思えなかったなぁ。確かに、ビジュアルを必死で似せているのは解ります。努力していたんだという事は解るのですが、やっぱり、ジョジョの独特なビジュアルは、実写では表せませんよ。いくらスペインで撮影したからと言って、あの杜王町の雰囲気は出ないでしょ。というか、日本の出来上がって直ぐの住宅街で撮影した方が、あの寒々しい感じが出たんじゃないの?

 

 

建物がいかにも海外という感じで、違和感が凄いんです。杜王町は、新興住宅地のまだ人の温かさを感じられないような町であって欲しいんだけど、町が温かいのよね。古さを感じる町で、合わないのよ。どーせなら、アメリカのサブプライムローンで、ほとんど無人になった郊外の住宅街で撮影した方がよっぽど良かったんじゃないかと思いました。

 

スタンドの映像なのですが、CGで透明な感じで出すんだけど、イマイチ、ぎこちないんです。アニメの方が良かったなぁ。あの”オラオラオラァ”が、オラオラになってないんだもん。特に承太郎のスタープラチナのビジュアルが嫌だったなぁ。もっとカッコ良いんだよ。

 

 

何か良い事も書かなくちゃ。あ、そうそう、形兆と億泰のビジュアルは、とっても良かったです。岡田くんの形兆、美しかった。億泰も可愛くて良かったです。でもねー、承太郎がダメでした。伊勢谷さんが悪いのではなく、承太郎って、195cmで82kgなのよね。見た目、ガッチリ型で逆三だから、パッと見はイケメンプロレスラーっぽいと思うんだけど、伊勢谷さんだと綺麗過ぎるのよ。仗助と康一、由花子は、イメージ通りだったかな。

 

 

でも、全体のバランスが悪いから、どーも違和感が大きいのよ。それに、説明も少ないから、これ、原作を読んでいない人、解らないんじゃないの?ただ、背中に付いた”うしろの百太郎(背後霊)”が戦ってくれてるくらいにしか見えないし、スタンドの能力だって、それぞれの違いが分かり難かったんじゃないかと思います。仗助のスタンドは、普通に精神派として攻撃は出来て、その上、修復も出来るって事です。だから、お母さんの身体を壊して手を入れて、身体の中の水だけ抜いて瓶に入れ、取り出したって事。ビニール手袋も、バラバラに胃袋に入れておいて、そこに水が入ったら、手袋を修復して水を閉じ込めて、身体から取り出したって事です。漫画だとそれまでの説明があるから良いけど、2時間弱の映画では、説明が無いと解り難かったんじゃないかと思います。

 

ああー、良い映画とは書けないなぁ。面白くない訳じゃないです。何故なら、ビジュアルが似せてあるから。でもね、内容は良くないとしか言いようが無いです。ジョジョのお話、大好きだから、良かったって書きたいんだけど、これ、書けないよ。ゴメンナサイ。荒木先生、これ、大成功っておっしゃったのかな。ううー、辛い・・・。何度もゴメン、書けない。良いって書けない。辛い・・・。

 

 

私は、まぁ、お薦めしても良いかとは思います。ビジュアルが良いから、ただそれだけです。なんでこうなっちゃったのかな。映画評では、高評価らしいけど、何でだろう。私、原作にのめり込み過ぎなのかしら。承太郎様が好き過ぎるのかしら。なんだか、観ていて、何やってんだろうって思っちゃいました。話の繋ぎ方も悪かったし、ブツッブツッと話が切れて、観難いのよね。ああー、こんなに文句ばかりになっちゃった。本当にゴメンナサイ。これ、第一章だから、まだまだ続くのよね。辛いなぁ。この続きなら、きっと、第二章で音石明が来て、第三章で吉良がくるのよね。うーん、どーせなら、上手く作って欲しい。気になったら、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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