「いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)」を観てきました。
ストーリーは、
亡くなった夫の吾郎との思い出を手記としてまとめていた朋子だったが、完成を前に突然倒れてしまう。そんな祖母にかわり、手記をまとめていくことになった孫の理は、祖父と祖母が歩んできた戦中戦後の波乱に満ちた道のりと、深い絆によって結ばれた50年におよぶ夫婦と家族の歴史を知ることになる。
というお話です。
ある日、理の祖母・朋子が倒れて、入院する。理は、自分の祖母が手記を書いていた事を知り、祖母に手伝おうかと話していた矢先だった。祖母の代わりに手記をまとめようと思った理は、祖母が書いていた手記を、最初から読み始めます。
祖母は、南京に行く事になった吾郎に付いていく決心をして、結婚をします。1946年に中国・上海から戻って来た朋子たち夫婦は、朋子の実家に身を寄せるのですが、元々、体力労働を不得意とする吾郎に、”体力も無く金も無くて、嫁の実家を当てにするなんて。”と朋子の父親に言われ、肩身の狭い思いをします。
このままではと思い、吾郎は仕事のある都会へ行って暮らそうと朋子に話しをして、朋子の実家を出て、家族4人で暮らし始めます。吾郎は、タイル会社の営業として勤める事が決まり、やっと普通の生活が出来るかと安心するのですが、不況の煽りをくって倒産してしまい。またも無職になってしまいます。
今度はトラックを買って、配送業を仕様とするのですが、酷い車を買わされてしまい、使い物になりません。こんな風に騙される事もしばしばあるのですが、朋子は文句を言わずに、吾郎に付いて行きます。そして、色々な職を試していたのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。
向井理さんのお婆様のお話だそうですね。戦後の混乱期には、本当に苦労をされたようで、大変だなぁと思いました。でも、この時代には、ほとんどの方が、同じ様に苦しみ、倒れ、悔しい思いを抱きしめていたんだと思います。そういう時代だったんでしょうね。
そんな中でも、結構、苦労をされたようですね。夫の吾郎さんが、あまり運の強い方では無かったようで、何をやっても失敗が続き、苦労をする姿が描かれていました。人生って、運が良い悪いってあるからなぁ。でも、やり方によっては、簡単に運なんて向いて来るんだけど、仕方ないですね。
うーん、あらすじの通りだし、不幸の連続だったから、なんか書くことが無いなぁ。不幸の中でも幸せも描かれていたのですが、やっぱり、不幸続きのお話だと、可哀想だねくらいしか書けないんですよ。ああすればよい、こうすればよいとか言ったって、そういう経験なんだから仕方ないですよね。
手記なんだから、もっと幸せな事を書けば良かったのに。幸せな事だって、沢山あったと思うんだけど、何故か、手記って、不幸自慢的な話が多いんですよね。誰の本を読んでも、不幸が目立つのよ。まぁ、人の不幸は蜜の味って言いますもんね。でも、私は好きじゃないんです。私は、不幸は成功の素だと思ってるので、他人には不幸に見える事も、後からその倍返しで幸せになっちゃうから、どんどん幸せ街道を上がっていると感じているのよね。だから不幸自慢は書けないの。だから自伝は書けませんね。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。良いとも悪いとも言えないんです。自叙伝なので、それなりのお話です。気になったら観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。