「ちょっと今から仕事やめてくる」仕事は”目的”ではなく”手段”です。そんなものに価値を見出すな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ちょっと今から仕事やめてくる」を観てきました。

 

ストーリーは、

仕事のノルマが厳しく精神的に追い詰められていた隆は、疲労のあまり駅のホームで意識を失い電車に跳ねられそうになったところを、ある青年に助けられる。幼なじみのヤマモトと名乗るその青年に全く見覚えのない隆だったが、ヤマモトとの交流を通して徐々に明るさを取り戻し、仕事も順調に進むようになっていく。ところがある日、ふとしたことからヤマモトについて調べた隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたという信じがたい事実を知る。

というお話です。

 

 

就活で苦労をし、やっと入社した会社で営業職に就いた隆。営業職はノルマを課せられ、達成出来ないと上司から怒られるばかり。元々、就職出来るならどこでも良いと、希望の会社でも職種でもない隆は、段々と自分に自信が無くなり、追い詰められて、帰りの駅のホームで、電車に飛び込みそうになってしまいます。そんな所を、ある青年に助けられます。彼の名前は山本で、小学生の時の同級生だと言い、懐かしいから飲みに行こうと誘われます。

 

山本にも慣れ、仕事も波に乗って、契約が取れそうになって来たある日、取引先からのクレームの電話がかかってきます。隆がミスをしてしまったようで、直ぐに先輩の五十嵐がフォローに周り、結局、隆が取った仕事なのに、五十嵐が担当を務めることに。

 

 

周りに迷惑をかけてしまい、申し訳なく思う隆は、何度も謝るのですが、五月蠅いと言われてしまい、またも自信を無くして、今度こそ死んでしまおうなんて思ってしまいます。そんな隆の様子に気が付いた山本は、隆に、仕事が合わないなら辞めた方が良いと勧めます。

 

隆は、父親がリストラに遭い、その後仕事が見つからず苦労した姿を見ていて、自分は会社員として頑張ると決めていて、会社が全てのように思ってしまっていたのです。そんな隆に、自分を大切に思ってくれる人の事を考えて、命を粗末にするような事はするなと山本は話してくれます。

 

 

そんな時、山本が同級生とは別人だった事が判り、ネットで調べると、既に彼が3年前に自殺していた事を知ります。驚いた隆は・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

電通の社員の自殺をベースに、可哀想って言うだけの映画かと思ったら、違ったので良かったです。楽しめました。ハッキリ言って、職場で残業が多くて、虐められたから自殺するなんて、馬鹿らしいことは辞めましょう。職場の上司を一発殴って辞めるくらい、してもいいんですよ。だって、パワハラやセクハラをされていたんでしょ。相手も訴えられませんよ。それが出来ないで逃げるように自殺するなんて、どんだけ親が甘やかしていたんだっつーの。

 

 

社会では、勉強が出来るだけでは生きて行けません。相手は教科書では無く人間なんです。どれだけ相手を騙して、なだめて、裏で儲けるかという計算が出来なければ、社会では戦えません。それこそ正直者はバカを見るんです。それくらい、卒業するまでに覚えてこいって。

 

仕事が全てみたいに思っている人もいるようですが、仕事は生活費を手に入れる為の手段です。目的ではありません。だから、適当にあしらって、出来るだけ仕事をしないでお金が貰えるようにするのが一番でしょ。効率良くやるべきなんです。仕事は早く、確実に、そして必要以上にはやらない事。やればやっただけ、出来ると思って押し付けてきます。断ってください。それで給料が安くなることはありません。ま、上がる分も少ないかも知れないけど、ある程度あれば十分でしょ。

 

 

この映画の中で、先輩が隆の仕事をフォローするという名目で横取りをしてしまいますが、こんなの日常茶飯事です。不動産屋、建築屋では、取るか取られるかなので、営業同士の交流なんてありません。どれだけ同僚を出し抜けるかばかりです。相手が潰れれば、その物件を横取り出来るので、大喜びです。そんな姿をずーっと横で見てきたので、この話、良く解りました。同僚だけじゃなく、上司も横取りするから、気を付けてね。

 

思い出したのですが、昔、建設会社であまりにえげつない横取りをした営業の男(私から見れば上司です)がいたので、つい「子供じゃあるまいし、汚い事辞めて下さいよ。」って言ってしまったら、殴り殺されそうになりました。直ぐに周りが止めたので、私は殴られずに済みましたが、角材を持っていましたね。その時代の建築業界で女が男に口を出す事はとんでもない事だったのでしょう。女が資格を持っているのも気に喰わなかったのだと思います。今は、もう懐かしい笑い事ですが、恐かったので忘れられませんよ。これ、マジです。

 

 

だから、自分の会社のPCには、必要最低限の情報しか入れていないと思いますよ。重要データは、USBなどで持ち歩いているはずです。常識ですね。パスワードをかけていても、内部からハッキングされたら解っちゃうもん。上司は、オールマイティーのキーを持っていたりもするしね。

 

映画の中の会社は、吉田さん演じる上司がやり過ぎかなとは思ったけど、でも本当の営業は、もっと内部がドロドロしていますよね。仕事を取った、取られた、出し抜いた、陥れたなんて、日常茶飯事だと思うので、この会社は、可愛いもんです。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。仕事が合わなければ辞めましょう。それに仕事に優劣なんて無いですからね。短い時間で沢山儲けられるのが一番です。良く考えて下さい。最低賃金で長時間勤務なんて無駄ですから。もし、その場を離れられない仕事なら、そこで寝て下さい。適当に休みながら、ゲームしながら、仕事をすればいいんです。真面目にやるなっつーの。男性ならエッチなビデオでも観て休んで待ってりゃイイのよ。力を抜いて下さいね。ぜひ、この映画、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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