「日本で一番悪い奴ら」を観てきました。
ストーリーは、
大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて道警の刑事となった諸星は、強い正義感を持ち合わせているが、なかなかうだつが上がらない。やがて、敏腕刑事の村井から「裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられた諸星は、その言葉の通りに「S」を率いて危険な捜査に踏み込んでいくが……。
というお話です。
大学の柔道部で良い成績を挙げていた諸星は、北海道警察の柔道部が全国大会で優勝する為に引き抜かれ、入所します。正義感に燃えて、市民の安全の為にと意気込む諸星でしたが、機動捜査班に配属され、いつも報告書を書かされるような毎日。
そんなある日、敏腕刑事と呼ばれる先輩に誘われ、夜の飲み屋で、仕事のやり方を教わります。点数を取りたければ手柄を上げなければならず、その為には悪に飛び込まなければ出来ないと言われます。そして、バカ真面目な諸星は、バカ真面目に悪の中に飛び込んでいきます。
夜の繁華街や治安の悪い場所を周り、何かあったら自分に連絡するようにと、チンピラやヤクザに名刺を配り歩き、その顔を知らしめていきます。そして、ぼちぼち、色々な所からタレ込みの電話がかかってくるようになります。そのタレ込みのよって、覚せい剤中毒の男を捕まえ、覚せい剤を押収し、表彰されることになります。そんな諸星の前にヤクザが現れ、自分がスパイをしてやるから仲良くやろうやと言われ、手を組みます。
それからは、他にも、スパイを増やして、北海道でやりたい放題。誰も諸星を止められないってほど、点数を上げて、悪い事をして、諸星の行動は、どんどんエスカレートして行き、成績を上げる為に、銃器を押収したいということで、ロシアから銃を輸入してしまおうというような話まで出て来てしまいます。しかし、警察にも予算というものがあり、成績は上げたくても、予算が無いという事態になっていき・・・。後は、映画を観て下さいね。
これ、面白かったなぁ。道警って、こんなにスゴイんですね。私、”佐々木譲”さんの小説の道警シリーズを少し読んでいて、なんでわざわざ北海道の警察なんだろうって思っていたら、本当にモデルがあったんですね。大笑いしちゃいました。この映画でやっていたような事を、マジでやっていたのかと思うと、本当に笑ってしまうのですが、笑いだけでは済まされないですよね。だって、公務員だもん。それに警察ですよ。市民の安全を守る警察ですよ。(笑)
まぁ、確かに、あまり言っちゃ悪いけど、高卒で頭が悪くて行くところが無い奴は警察を受けさせておけっていう話が一時ありまして、族上がりや、不良と呼ばれた奴らに警察を受験させてたのを知っているので、悪い事を覚えたら、頭悪くて素直だから、やっちゃうだろうなぁと思ってしまう私は、差別してしまっているのかしら。でも、警察の子って、確かに素直な子が多いと思うのよ。だから、上司に言われれば、素直に従っちゃうんだろうけどね。
それにしても、銃の密売とか、覚せい剤の売買とか、それはダメでしょ。いくらなんでも、ダメでしょ。歯止めが効かなくなっちゃったんだろうけど、誰かが止めてあげないとダメだよね。なんで誰も口出さなかったんだろう。警察って、恐いところだなぁ。
綾野さん、今回、ゴッついバカになっていて、笑ってしまいました。こういう役も上手いですね。新宿スワンの時と似ているけど、今回は、警察官だからね。取り締まる方なのに、こんな事しちゃってて、大笑いでしたよ。でも、こうやって裏の話が外に出てくるだけ、道警は良いのかも知れませんよ。警視庁とか、県警とかって、きっと同じような事があっても、出さないし、出したら殺されたりってありそうだもんね。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これは面白いです。いや、マジで、これ実話だっていうから、驚いちゃいますよ。それに、皆さんの怪演も素晴らしいです。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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