「さくっと3行でわかる500人」という本を読みました。この本は、有名人を簡単に3行で解説してくれている本で、私は、本当に知らないことが多いので、とても気になっていた本なんです。
表紙に”ビジネスマンとして知らないと恥をかく”というコメントがあり、ああー、私は、ビジネスマンとしてはダメダメなんだな~なんて思って、ここはやっぱり、本を読んで、ちょっとは周りに付いて行かないということで、読みました。
本当に、この500人を知っていれば大丈夫なのかと言うと、そうとは言えないと思いますが、やっぱり、知らないより知っていたほうが、話もスムーズに行くことがあるんだろうなとは思います。
内容は、初級、中級、上級と分かれていて、初級は、私でも、ほとんど知っている人物でした。中級は、あまり知らない人が多かったかん。名前は知っていても、何をした人が知らないような、そんな人物が多かったです。上級は、名前も知らないような人が結構いましたね。でも、もちろん、自分が関わった出来事に関する人物は知っていますが、まったく畑違いの世界の人物は、知りませんよね。
でもちょっと文句を言わせて貰えば、歴史上の人物も、現代の人物も、日本人も外国人も、すべて混ぜて一緒にされてしまっていて、読みにくいという事です。日本の歴史上人物ならまとめて載せて欲しかった。たとえば、白洲次郎だったら、次に白洲正子に来て欲しいんです。おなじ初級なら、並べて欲しい。もし、バラバラにするなら、50音で並べるとかなら、理解出来るのですが。ですから、この人は何をした人なのかなって、辞書のような使い方は出来ないんです。ちょっと、そこらへんを考えて欲しかったな。
それにしても、この1冊を読んでおけば、新聞を読んで時事は判っていても物を知らない人間だなって思われることは無くなると思います。良く居ますよね。ま、私もその一人なんだけど。福沢諭吉は知っていても(お札に描いてあるし。)、何をした人なのか知らなかったり。建築をやっていれば、フランク・ロイド・ライトを知らないなんて信じられないけど、一般の人は、ほとんど知らないでしょ。
この世は、知らないことだらけで、それを少しづつ知って行くと、世界が広がって行くんです。たとえば、今年のNHK大河ドラマは、「平清盛」でしょ。清盛が主役だから、良い人に描かれる訳だよね。でも、「源頼朝」が主役の時は、すごい悪役に描かれるじゃないですか。だから、片方の側から知るだけではなく、その人自信を知ることが大切ですよね。人それぞれ個性もあるし、その人を知ることで、じゃ、その人に関わっていた人はどんな人なんだろうと、どんどん芋づる式に興味が出てきて、知りたくなる。
こういう本、社会人になる前に、読んでおいた方が良いと思いました。色々な事、色々な人に興味が出てきて、自分の目指すものだって、見えてくるかもしれないですよ。ぜひ、興味を持ったら、読んでみてください。
面白いですよ。
それにしても、なぜ、”つげ義春”を知る必要があるんだろうか。オタクだけ知っていれば良いと思うのだが・・・。(笑)
さくっと3行でわかるビジネスマンとして知らないと恥をかく500人
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