先日、「4デイズ」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
イスラム系アメリカ人のテロリストにより国内3か所に核爆弾が仕掛けられ、4日(96時間)以内に爆発するという事態が発生。危機的状況の中、FBIのエリート捜査官ヘレン(キャリー=アン・モス)のところには手段を選ばない尋問のプロ“H”(サミュエル・L・ジャクソン)が召喚され、テロリストへの尋問を始める。
久々に、ハードなサスペンスだなと思いました。アクションが有る訳ではないのですが、その心理戦のハードなこと・・・。何が本当で、なにが嘘なのか、どこまでやるのか、まったく予想がつかなくて、ずーっとストレスを感じている状態で、ハラハラドキドキ、面白いですよ。出てくるテロリストは、アメリカ人だけど、イスラム教徒になって、アメリカの4都市に核爆弾を仕掛けるんですけど、こいつが、しぶといんだよなぁ。一見、弱弱しく見えるんだけど、頭が良くて、ずる賢い奴なの。で、サミュエル・L・ジャクソンがHという名の拷問スペシャリスト(すごい職業でしょ。)で、彼に核爆弾の在りかを吐かせようとするんだけど、吐かないんだよなぁ。超、しぶといんです。
その拷問スペシャリストをムチとして、飴の役割をするのがキャリー・アン・モス演じる、FBI捜査官ヘレン。二人で組んで、というか言い争いながら、テロリストを追い詰めようとするんだけど、これが、追い詰めているのか遊ばれているのか、まったく解らないんです。本当の事を言っているのか、嘘なのか。これ、超ストレスっ!!
この映画の面白いところは、普通、テロリストを捕まえなきゃって騒ぐでしょ。でも、始まってすぐに、テロリストは捕まるんです。それも、自ら投降したように捕まるの。そこからの心理戦が長いのよぉ。テロリストも演技をしたり嘘をついたりするんだけど、それ以上に、Hも演技をします。でも、どこまでが演技でどこまでが本気なのか、判らなくなるほどで、面白いんですよ。
世界でテロの問題が沢山起こっていますが、どうしたら無くなるんでしょうね。どこまで行っても、宗教の教えは平行線だし、相容れることは無いので、住む場所を分けるしかないんだけど、ユダヤ教もイスラム教もキリスト教も、起源が同じだから、聖地が同じなんだよねぇ。もー、どこまで行っても、収拾が着きません。神様は、人殺しをして良いなんて、一言も言っていないのにね。
4日間しか時間がなくて、その期日は、どんどん迫ってきます。どんな拷問を受けても耐え続けるテロリストを落とすために、人間としてどうなのっていうような手も使って、情報を引き出そうとします。驚いたけど、もし核爆弾が爆発したら、何万人も死ぬのだから、仕方ないのかな。結構、驚きますよ。
そして、情報は聞き出せるのか。核爆弾を阻止することが出来るのか。テロリストに言う事は本当なのか・・・。もう、最後の最後まで、ハラハラドキドキです。そして・・・。
衝撃のラストをぜひ、観てきてください。助かるのか、悲劇に終るのか、その結末をお楽しみに。なんか、このラスト、日本バージョンと、海外バージョンと違うらしいです。どうして違うのか、観れば判ります。
これ、全国ロードショーをしたいくらいの面白さなんだけど、衝撃作なので、万人に観せられないのかなぁ。面白いけど、えぐいからなぁ。でも、すごくありえそうと言うか、現実にこういう事、起こっているんじゃないかと思います。恐ろしい現実を、ぜひ、映画で体験してください。面白いです。お勧め作品です。でも、拷問シーンとかがダメな方は、止めた方が良いと思います。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・4デイズ@ぴあ映画生活
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