今日は、劇団新感線の「髑髏城の七人」の舞台を観てきました。
ストーリーは、
天正18年、本能寺の変で織田信長が明智光秀に討ち取られてより8年が経過した時代。
天下統一を目前とした豊臣秀吉の支配がいまだ届いていない関東は、「天魔王」と呼ばれる仮面の男が率いる「関東髑髏党」に支配されていた。なりゆき上、関東髑髏党に追われていた少女沙霧(さぎり)を助けた捨之介(すてのすけ)は、偶然知り合った狸穴二郎衛門(まみあなじろうえもん)とともに、旧知の無界屋蘭兵衛(むかいやらんべえ)を頼って色街「無界の里」へと向かう。しかし、無界の里で沙霧を匿ってもらおうと思っていた矢先、里は髑髏党の襲撃を受けてしまう。天魔王と戦うことを決意する捨之介たち。
果たして捨之介や蘭兵衛と天魔王との因縁とは──?
というお話です。
いや、ホントに面白かった・・・。グウの音も出ません。あまりの勢いと面白さに引き込まれてしまい、あっと言う間の3時間です。面白い舞台を見せていただきました。
この「髑髏城の七人」、今回、確かにキャストがすごく良いのですが、それ以前に、ストーリーがすごく面白いんですね。だから、こんなに人気なんだと思いました。キャストがすごいだけじゃ、こんなに盛り上がりませんもんね。話が良く出来てる~!!素晴らしい!!
織田信長に因縁のある3人が、8年後の関東で相見えるんですけど、いや、ありえそうな話なんですよ。だって、織田信長の遺体って見つかってないんでしょ。それに、側近達だって、全て殺されたって話だけど、誰も見た人は居ないわけだし、織田信長が、すごく魅力的な人だったならば、その意思を受け継ぎたいって思った人が居てもおかしくないと思いました。そうすると、こんな話があったかも知れない。私、歴史は苦手なんですが、織田信長は好きなので、とっても、この話ハマりました。
捨之介を小栗くん、天魔王を森山くん、蘭兵衛を早乙女くんという、豪華主要メンバーに、極楽太夫を小池さん、兵庫を勝地くん、沙霧を仲さん、そして、新感線と言えば、高田さんや粟根さんなど、もう、素晴らしい人、勢ぞろいです。それにしても、ストーリーにピッタリの役者が、良くこれだけ勢ぞろい出来たと思います。ピッタリですもん。蘭兵衛なんて、話の内容が見えてくると、「あ、その人なら、早乙女君だよね。」って納得出来ると思う。
主要の3人は、戦いの場面が多くて、大立ち回りをするのですが、それが凄いカッコイイの。小栗くんなんて、100人斬り(本当に100人斬るわけじゃないよ。)場面があるのですが、その迫力、テンポ、動きがすんごいです。勝地くんが、小栗君の刀を磨ぎながら、刀を持ち替えて斬り続けるんです。もう、その息を合わせて、どんどん斬っていく動きが凄いのよ。言葉で伝えられないよぉ。
森山君は悪役なんだけど、モテキのダメ男のイメージは一切無く、極悪に徹していました。カッコイイです。強くて、恐ろしくて、人を威圧するようなオーラがバリバリ出てました。天魔王っていうキャラは悪役だけど、どこかコミカルな部分があって、人をイジめるのを楽しんでいるような感じなんです。それが、とても良く表現されていました。
今日、客席に、古田新太さんとか、加賀まりこさんがいらっしゃいました。古田さんは、新感線で捨之介を演じていたので、新しい「髑髏城」と捨之介を観にこられたのかも知れませんね。出演者は、ドキドキだったんじゃないかなぁ。(笑) 新髑髏城は、合格点貰えたのかしら。これだけ素晴らしいから、貰えただろうなぁ。
この舞台、この値段でも、すごく得したと思いました。また観たいけど、チケット、買えないよなぁ。ゲキxシネにならないかな。ゲキxシネになったら、絶対、観に行くべきです。素晴らしいですよ。
私は、以前の古田さんバーションの髑髏城をDVDで見ようかなって思っています。ハマりました。
もう一回、観たいなぁ・・・。
P.S1 : もし、チケットをこれから手に入れる方がいらっしゃるようでしたら、出来れば、下手側の舞台に客席近くまで来る通路があるので、下手側を選んだ方が良いと思いますよ。
P.S2 : 写真をお借りいたしました。問題があるようでしたら、ご連絡ください。_(_ _)_
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