今日は、「GANTZ Perfect Answer」 の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
死を迎えるその瞬間、黒い謎の球体“GANTZ”に呼ばれた男女たち。幼なじみの玄野(二宮和也)と加藤(松山ケンイチ)もまたGANTZに召集され、“星人”という異形の者との戦いを強いられていた。玄野は戦いの中で生き抜くことを選び、加藤は暴力と戦いを否定する。そして、終わりのない戦いの過程で、2人はある選択を迫られる。というお話です。
原作マンガが、どんどん長くなって、ちょっと不思議な方向に向かっているのを他所に、映画は、エンドを迎えました。うう~ん、そう来たかという感じですかね。予想は出来る展開なのですが、スッキリするかというと、それは・・・どうかなぁ・・・。私は、もう少し、やり方があったんじゃないかと思ってしまいました・・・。
前編は、原作に基づいたストーリーで、ある程度、遊びがありましたよね。星人の名前も、ねぎ星人とか、なんだか、ちょっとバカにしているような感じで、それが”GANTZ”の面白いところだったんだけど、そういう遊びが無かったんですよ。遊びのところが、”GANTZ”という球体を、成長過程というか、機械ながら命を持っているような物体に感じさせる部分があって、そこが良かったんだけどね・・・。だって、せっかく球体に人間が入っていて、機械ではなく、人間っぽく見せているのに、反応が機械だけなら、面白くないよ。
アクション部分が多くて、あまりGANTZに集められた人間達の交流とか、普段の人間としての生活とか、そういう生活感が、一切無くて、寂しかったなぁ。玄野とたえちゃんの日常は、ちょっと描かれていたけど、どーも、二人の間が縮まって、玄野が愛の為に彼女を助けるという事が、あまり本当っぽく見えませんでした。どうも、人類愛のように見えてしまって、愛する人を助けるとは思えなかったなぁ・・・。
アクションは、確かに、凄かったです。銃撃戦や刀での立ち回りなど、随分練習したんだろうなっていうくらい、まとまっていて、良かったです。にのVS松ケンVS○○の部分は、すごいですよ。おおっ!と思いました。私、本郷くんも好きで、彼の活躍場面も良かったなぁ。ま、少なかったけど・・・。
もう一つ、不満があるのですが、山田くんの役、重要なんだとは思うけど、結局なんだったのか判りませんでした。あの役、必要だったの?山田くんを出したかっただけ?どうせなら、もう少し絡んで、謎に食い込んでこようよ。それとも、続編でも作るつもり?こういう中途半端はダメでしょ~。どうせ出すなら、ガッツリ使おうよ。
とても期待していたし、確かに、GANTZとして、一応の決着は着けたけど、何か物足りない感じがしました。出演者も原作ストーリーも好きなのに、どーも、後編は・・・。前編であれだけ盛り上げちゃったから、着地が上手く出来なかったのかもしれませんね。ちょっと残念でした。それにしても、二ノ宮くんと松ケン、本郷くん、吉高ちゃん、可愛かったなぁ。伊藤さんは、カッコよかった。山田くんは、ちょっとムサい感じで、もっと絡んで欲しかったなぁ。
あまり期待して行かないで下さい。出ないと、私のように、肩透かしを食います。面白いっちゃ面白いんだけどね。でも、結論!やっぱり、原作が終わっていない作品を、オリジナルで制作すると、必ずバランスが悪くなるということです。ああー、ベルセルクが心配だぁ・・・。
とりあえず、カッコイイ、二ノ宮くんと松ケンを観てきてください。
・GANTZ PERFECT ANSWER@ぴあ映画生活
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