今日は、”人間失格”を観てきました。
ストーリーは、
資産家の息子・大庭葉蔵はある日、同じ画塾に通うという堀木に出会った。遊び人の堀木の影響を受け、放蕩三昧の日々を過ごす葉蔵。女にも苦労しなかったが、やがてそんな生活に疲弊していく。そして彼は、カフェの女給・常子と鎌倉の海で心中を図るが、自分だけが生き残ってしまう結果に。事件後葉蔵は、子持ちの記者・静子の元に転がり込み、仕事を世話してもらうのだが…。
というお話です。
太宰の有名な小説の映画化です。私の原作イメージは、昭和初期の暗くて押しつぶされそうな空気の中で、押しつぶされそうになりながら、死ねずに生きているという生ける屍状態という感じだったのですが、映画では、思ったより楽しそうに生きているように見えました。ちょっと私が描いていた太宰の世界とは違うみたいで、まぁ、映画としてはキレイに見えるし、良いのかもしれませんが、やっぱり心中のエピソードなど重要な部分は、簡単に終わらせて欲しくなかったかな。もう少し、ドロドロした感じを出して欲しかったです。
アイドル系の生田くん、かわいいしキレイだけど、あの太宰のイメージには程遠い感じがして、受け入れるのに苦労しました。特に、中原中也の森田くん、まったく中也のイメージに合っていません。中也は、わがままだけど女の子のようにかわいくて、弱弱しくないと困ります。最後に、三田さんと生田くんのからみ、ダメでしょ~。三田さんが、若い男の子を襲う妖怪老婆に見えてしまいました。恐かった・・・。夜、隣で包丁研いでそうなんだもん。
今回のキャスティングは、ちょっと間違ってませんか?
ダメダメ男の人間失格。お坊ちゃまで、何の苦労もしていない人間は、こんな風になってしまうのでしょうか。普通、良い家の親だったら、子供が生きていけるように正しい教育を受けさせるのだと思うのですが、成金だったのかなぁ。歴史のある家なら、しきたりが厳しくて、こんなバカ息子にならないと思うんだけど・・・。可愛がるのも良いけど、かわいい子には旅をさせないとね~。
この映画、あまりお奨め映画とは言えません。但し、生田くんなど、ジャニ系アイドルが好きな方には、よだれが出るほど、生田くんが色っぽくて、おいしそうです。太宰の小説が好きな方は、あまり納得がいかないかもしれません。
P.S どうしてジャニ系の映画は、画像がないの?映像権やらなんやら、うるさい事言ってるんだと思うけど、ある程度は、オフィス公認の画像を出してもらいたいです。映画の雰囲気が伝わらないよ。ぶーぶー。
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