今日は、”ブリリア ショートショートシアター”に行ってきました。
年間パスポート会員になって、もうすぐ1年。更新しなきゃなぁ。でも、1年見放題で1万円って安いよね。
で、今回観てきたのは、オドレィ・トトゥが、まだ有名になっていない頃に出演したショートフィルムと、コーラスやシャンソニアに出ていたマクサンス・ペラン君が出ているショートが入っている”プログラム4”と、加護亜依さん主演のショートが入った”アート&クラシックプログラム”です。
プログラム4
哀しき旅路(オドレィ・トトゥ出演) 1999/フランス
友人を捜し求める映画を撮影中の現場。わがままな監督や優柔不断な助監督の下、振り回される女優。
オドレィはかわいいけど、ストーリーとしては、たいして面白いものでは有りませんでした。初々しいオドレィが観れるのは、嬉しいですよ。
ビンセント 2001/ベルギー
ビンセントは、生まれた時の事故で、他の人と少し違ってしまい、アダムと名づけられる予定がビンセントという名前になった。普通と違うっていうことは、辛いこと。そんな彼でも分かり合える人を見つけて・・・。
ショートらしい話で、その独特な映像や描き方が面白かったです。
テルアビブへと続く道 2008/イスラエル
婚約者を見送りに来た青年は、彼女が乗ろうとしたバスにテロらしき人間が乗込むのを見て、パニックを起こす。
このショートは、すごい話でした。普通の生活の隣り合わせにテロの恐怖が横たわっている、そんな事実を突きつけてくる作品です。
朝食と一杯のコーヒー 2005/コロンビア
目を覚ますと、上の階の男が飛び降りようとしている姿を発見。説得を試みるが・・・。
なんか情熱的な国らしい作品だなぁと思いました。ま、人なんて、そんなもんですというような作品。
おじいちゃんの秘密の缶(マクサンス・ペラン出演) 2005/フランス
おじいちゃんのコレクションは、色々な思い出の音が詰まった、たくさんの缶。
まだ小さいマクサンス君。でも訴えるような目は、昔も今も同じです。ステキな雰囲気の作品です。
アート&クラシック プログラム
彼女は何気にこうするのよと言い、(加護亜依主演) 2009/日本
若い男女の行き違い、その繊細な心情の揺れを描いた恋愛シチュエーション。
加護さんを使ったから話題になるけど、そうでなければ、遊びの作品としか思えないような幼稚っぽい作品でした。アートプログラムに入れるようなものではないと思いました。
スキゼン 2008/フランス
隕石が落ちてきて、その影響で自分の体からちょうど91cmずれたところに存在するようになった彼の悲劇。
この作品は、アートとしても作品としても、とても良い出来だと思います。賞をたくさん貰ったのも頷けます。SFチックで楽しいけど、でも、どこか物悲しい感じがステキです。
スティレット 2008/イギリス
いつものカフェで寛いでいた男に、派手な女が近寄り、”命が惜しかったら・・・”と条件を出す。
スリラー仕立てで、面白いです。ショートながら、起承転結、キチンとあって、楽しめます。
イヴェットの秘密 2008/フランス
1943年、フランス。レジスタンス運動の中、一人生き残った男、アンドレ。彼を仕事場にかくまうイヴェット。
ナチスに立ち向かっていたフランス人のステキな話で、ある程度ノンフィクションみたいでした。
ザ・ゴッド 2003/ロシア
インドの神様の像。そこにハエが一匹、集ってきた。追い払おうと、何本もある手を使い、動き回るのだが・・・。
この作品、ロシアだから作れたって感じで、すごく面白いです。神を冒涜するのか~って怒られそうだけど、でも、神様だって、ハエに集られたらイヤだろうしねぇ。無益な殺生をしていいのかって話にもなりそうだけど、笑えるからいいかって感じです。
スキゼン
忙しかったので、今日、久しぶりにショートショートシアターに行くことが出来ました。
やっぱり、ショートフィルムって面白いなぁ。大好きです。