東京フィルメックス最終日「ディトフ・ヴェレスに生まれて」 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、東京フィルメックスに誘われて、”ティトフ・ヴェレスに生まれて”という作品を観ました。ニコニコ


マケドニアの女性監督の作品です。旧ユーゴスラビアが分裂して、いくつかの国になったようで、色々な問題が今も多いようです。この映画を観るまで、マケドニアが地方だと思っていて、国だと知らなかった私は、ボンヤリ生きているのかな。チトーという指導者がユーゴをまとめていたようなのですが、彼が死んで、分裂したようです。日本で、ぼやぼやしているので、世界の情勢を知らず、自分が幸せなんだなぁと感じました。


そんな分裂したマケドニアのヴェレスという町に住む3姉妹の悲しいお話でした。町の中心の工場が環境汚染を引き起こしているのに、その工場が無いと働く場所が無いので生活出来ない、でも汚染のせいで病気になり死んでいくという、どうしようもないスパイラル。本当に、悲しくなりました。

とても美しい映像で、その悲しみが増幅されていて、同じ世界に生きているのに、こういう国もあるんだということを知りました。

監督のティーチインで、マケドニアの人々は、ビザを取るのが難しくて、海外に出ることが大変だそうです。今回、日本には、ビザの必要が無かったので、驚いたと話していらっしゃいました。


あまり日本では、ユーゴスラビアの状況とか、こういう紛争地域の報道が詳しくされないので、知らないことって多いですよね。同じ世界に、同時に生きているのに、その生活が全然違う地域って、結構、あるんです。映画などで触れない限り、知らないで終わってしまうかもしれない。少しでも、そういう人々の事を知れたということは、幸せだなと思いました。映画


最後に、監督のテオナさんにサインを戴くことが出来ました。とてもキレイな方でした。嬉しかったラブラブ

来年は、フィルメックスが開催される時期に仕事が重ならないようにして、もっと参加したいです。