『明日への選択』9月号 | ぱんつぶ。

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笹幸恵のブログ。

『明日への選択』(日本政策研究センター)9月号の
「一刀論断」というページに、戦後70年ということで
思うところを書かせていただきました。



本当は、戦後70年だろうが71年だろうが、
戦没者に心を寄せ続けることに違いはないのだけれど。
ついでに言えば、8月だけが慰霊の月ってわけでは
ないはずだけれど。

ペリリュー島の戦闘を経験した永井敬司さんのお話から入り、
世の中イデオロギーで色分けし、レッテルを貼って事足れりと
する浅薄さについて述べさせていただきました。

安保法制もいつの間にか、左右のイデオロギーありきの論争に。
異論を認めない排他性は、左右どちらにもなお健在です。

集団的自衛権の前に、本当は自衛隊をちゃんとした
軍隊にしなければならないのでは?
そのために憲法を改正することが先だったのでは?
個別的自衛権も十全に整ってはいないのに、
なぜアメリカ様に盲目的についていくのか、
私にはさっぱりわかりません。

戦没者たちが守りたかったのは、果たして
どんな国だったか?
立憲主義すら放棄する、誤魔化しだらけの国?
主体性のカケラもなく、アメリカに盲従する国?
恨みつらみを声高に叫ぶつもりはなくても、
我が国に原爆を落とした国はどこだったか、
しっかり覚えておくことぐらいは、
日本人として当たり前です。