「文学界2010年11月号」を図書館で借りてきた。
昨日、小説系「新人賞」応募について、ネットで調べていて、「新人選考の現場 新人賞「下読み委員」匿名座談会」が(上記雑誌に)載っていると、(偶然)知ったからだ。最初、図書館のネット検索で調べたら「出てこなかった」ので、Amazonで「中古」で買えないかと思って調べてみたら、「約3千円」もした…(--;)。定価950円の雑誌なのに、「この号は人気がある」ということなのだろうか…(私みたいなヤツが一杯いるとか?苦笑^^;)。


そして、今日、別の本を借りに図書館に立ち寄ったついでに、上記の件について聞いてみた。すると、「検索の仕方」が悪くて、「うまく表示されていなかった」だけなことが判明。→書庫から引っぱりだしてきてもらって、「借りてきた」という訳です(^^)。うん、「聞いてみてよかった」


でも、もう、10月末には、小説系新人賞に応募する予定だというのに、「いまさらかよ!」(笑)という気がしないわけでもないですが、「参考のため」読んでみることにします!


雑誌タイトル脇には「文学界新人賞二次選考にあたる下読み委員が初めて語る、選考の舞台裏から期待される応募作まで」とある。これは、「期待が高まる」。読む前にドキドキします(笑)。


まず最初に、簡単に「選考の流れ(概要)」が書いてあります。(簡単に転記すると)「約2千本の応募作を、一ヶ月かけて、編集部の一次選考で約3分の1にします。そして、一次を通った約700本を、10人の下読み委員の方に、約70本ずつ送り、それをまた一ヶ月かけて、選考。→ベスト5を選んでもらっています」ということらしいです。
えっ、そうなの?(下読みの方は)そんな数、(一人あたり)こなしているの?と、ちょっと最初から驚く(衝撃)。そういえば、そんな(ような)こと、(昔読んだ本に)書いてあったような気がしなくもない…(遠い目…)。


と、そこで「気がついた」。そうだ、「文藝賞は…?」ということで、応募数とか見直してみて、(前回書いた日記の)一次通過の数の違い(計算違い)に(初めて)気が付いて、前回書いた日記を「追記更新」してみた、というわけです、はい(^^;)。(似たような日記記事、何度か読んでくださった方がいたら、ごめんなさい:^^;)。


はい、そこで「座談会」(読書)に戻る。


この座談会には、下読みを担当されている3名の方が登場します(A,、B、C)。読んでいくと、(当然)考え方も「三人三様」で、「応募作が一次(この場合二次)を通るかどうか」は、「どの下読みの方にあたるか」にも「左右」される(可能性がある)ということがわかります。「人」なので、当然と言えば、当然、なのですが、応募する側としては「応募作を絞る基準」として、「趣味で推します」みたいなことを書かれている方があると、それだけで「(通るかどうかは)運もあり?…」とかと、思ってしまったりもします。でも、まぁ、完全に「通らない」とお三方がおっしゃっておられる類のものもありまして、今回、私が文藝賞に送った作品(小説第1作目)は、(どうやら)「それにあたるらしい」(爆)ということも、「わかった」というわけです、はい(苦笑)。ま、私の場合、(もし文学界応募作なら)「編集部の一次選考で」落ちていた、という可能性も「あり」ますが(苦笑)。


あと、「次の選考には通らないだろうけど、次を書く元気がでるように、二次通過の表にだけでも載せて欲しい、と下読みの講評に書いたりすることがある」、とかとも書いてありました。そうなんだ、「下読み」も『人』なんだ、とあらためて(当然ですが)思いましたね。こんな風に考えてくれている。こんな風に思って、下読みを行ってくれているんだ、と思ったら、(文学界には応募していないけど)なんだか、「元気が出てきた」気がした。


あと、当然ですが、応募作が二次や三次を通ってすごく嬉しい、と感じることは大事ではあるけれど、「過大には捉えてほしくはない」とあります。「予選通過は必要条件だけど、十分条件では全くない」と。「最終的な目標は、賞をとったあとに、ほかの作家と戦っていくということですから」と。
わかっています、現実的には「わかっている」けど、でも、「一次も通らない」ようじゃ、(今のところ)「どうしようもない」もの(笑^^;;)。


かなり、『身がひきしまる』思いがしました。よし、「がんばって作る」ぞ。


あと、この座談会の記事を読んでいたら、「3作目」に作りたい小説が思い浮かんだ。昔、最初の本「Digital Sketch Side Way」を作ったときに、「やたらと文章を書いた(メモした)」時期がある。そのときの文章を生々しく載せながら、「文章をつないで」小説にしてみたい、と思ったのだ。「こんなの書いたら、どう評価されるのか?」そんなことが「見てみたい」気がしたのだ。

それらの文章(メモ)は、いつかは、(何かの)「素材」にしたいと思っていたものだ。それが、「今」ではないのか?それらを「ちょっと生々し目に使ったら」どうなるのか?(どういうものができるのか?)「自分でも見てみたい」気がしたのだ。(よく言う?)「自分への好奇心」みたいなものが、むくむくと頭をもたげてきた、という状態(状況)なのかもしれない。「実現するかどうかは、まだ未定」ですが、「ちょっと考えてみたい」かな…(^^;)。まぁ、それが、「面白い小説」になるかどうかは、(自分でも)ちょっと「疑問」めいてる気がしなくもないですが(苦笑)。でも、「作ってみたい」気はする(^^;;)。