プラグ用シングルフックの開発!!
世の中、技術的に釣りが上手い人は本当にたくさん居る。
でも、使用タックルの細かい部分まで深く研究、勉強して、しっかりと説得力のある事を言える人は本当に少ない。
ノットに関して。ラインに関して。フックに関して。組み糸に関して。
この部分に関しては、誰よりも現場で検証を重ねてきた自負があるし、実戦に結び付く知識は誰にも負けない自信がある。
さて、本題に移ると、2018年は今まで積み重ねてきたデータと知識を元に、この細かい部分に本格的に参戦しようと思っている。
まずは、何年も試行錯誤を重ねてきたプラグ用の組み糸系シングルフックの販売考えている。
①フラットフィッシュ用シングルフック抱き合わせVER
②ヒラスズキ&中型青物兼用シングルフック
③ショア青物キャスティング専用シングルフック
当たり前の話ですが、シングルフックも各ターゲットに合わせて私が全て設計します。
既存のフックをそのまま使用なんて考えは一切ありません。
組み糸に関してもジャンルごとの必要性に応じて新設計を進めています。
研究を進めてきたフックの一部。
がまかつを始め、気になるフックはメーカー問わず大量に購入。
その全てを試し、検証を進め、メリット、デメリットをきちんとデータ化します。
開発室にあるフックはその数10000本を軽く越えます。
この形状、この線径だからこうなるんだなと納得が出来るまで使います。
実際に組んでテストしてきた自作組み糸系フックのほんの一部。
各ケースの中にはこんな感じで大量の組み糸系シングルが入っています。
開発室にあるだけで5000本は軽く越えるでしょう。
様々な組み糸で、吸水性、劣化具合、摩耗強度等を実験し、現場で試行錯誤します。
その重要な組み糸は開発室に各種含め、10000m以上のストックがあります。↓
まずはシーハンター。
ノットタイプの組み糸として優れた素材で愛用していますが、吸水性から来るコシの低下と強度劣化が起きやすいです。
ザイロン系。
ニードル&セキ糸作成のザイロンノット、ノットタイプのザイロンX。
強い素材で、愛用中ですが、色落ちによるバラケ具合が気になります。
磯ハンター。
スペーサーとしてのイメージが強い磯ハンターですが、PEラインなので吸水性、劣化が少なく非常に良い素材です。
柔らかいので空洞部分に異素材を挿入する事でコシの調整が可能。
新しく発売されたアルゴンシリーズ。
ノットタイプとセキ糸ニードル系の2タイプ。
セキ糸ニードルタイプは、少し組みにくいのが難点ですが、実戦での使用には非常にグッドです。かなり使える。
ノットタイプは硬さが強く、私はシーハンターの方が好きです。
スクラム16。
発売されてから結構経ちますが、ほとんど注目されていない存在のような気がします(笑)
しかし、これが良い。
PE系なので吸水性による劣化もなく、16本編みの恩恵で組んだ際のコシが非常に良い。
内部に異素材を挿入する事もなく最適なコシを出せる。
長時間の使用への耐久性も十分。
組み糸に求められる要素として私的に大切なのは・・・↓
①太さ (直線協力は全く関係ありません。)
②吸水性による劣化。
③摩耗耐性。(歯擦れに対する耐性)
摩耗に対する単純な強さ実験ではザイロンが一番強かったのですが・・・。
収縮チューブをリング下、もしくは歯に触れる可能性のあるチモト上部まで組んでしまえば、歯擦れに対する強さはPE系でもザイロンと変わりません。
GTにもキハダにも鮫にもヒラスズキにもヒラマサにもヒラメにも。
全魚種で試してきましたが、結論としてスクラム16をベースに微調整して新たな号数展開をすればOKという結論に達しました。
ここから来年の春の発売に向けて更なる踏み込んだテストをしていきます。
フック形状はまだ公開出来ませんが、既存にない私の経験から辿り着いた独創的な形状です。
ルアー開発、ロッド開発と併用してこちらも真剣に取り組んでいきたいと思います♪