ダイヤモンド作戦を知っていますか？～我が国最悪の爆破テロ事件～
こんばんは。
ボストンの爆破事件は ひどい事になりましたね。
工場の爆発も テロでないといいのですが…
今日は 日本で起こった 最悪の爆破テロ事件について書いてみたいと 思います。
1974～1975年にかけて 日本では 連続企業爆破事件という 無差別テロが起こりました。
過激派 東アジア反日武装戦線の犯行で 主にゼネコンや商社が狙われたのですが 動機については 最後に書きたいと思います。
その中でも 最初に起こった 三菱重工爆破事件…犯人側の作戦名が ダイヤモンド作戦です。
丸の内の 三菱重工業本社ビルに仕掛けられた爆弾の爆発によって 死者８名 負傷者３７６人… 衝撃で９階建てのビルの窓は全て割れ お昼休みで歩いていた人々の上に 尖ったガラスが 雨のように降り注ぎました。
犯人達は この前に 虹作戦という鉄道爆破による昭和天皇暗殺テロを計画していましたが 断念。
その為に用意した強力な爆薬をそのまま使用したので 多くの負傷者を出してしまったのです。
ダイナマイト７００本分 と言われています。
どうも はじめての事で 加減がわからなかったようです。
また 最初の事件なので 告知しても信用されなかった…という事情も有ります。
以後は 負傷者は出ていますか゛死者はいません。
7回も 有ったんですけれどね。
はしょりますが警察の必死の捜査により 一斉検挙。
この時捕まった主要メンバーは ７名でした。
ひとりは 逮捕後自殺。
残念な事に 取り逃がしたメンバーがいて その後も爆破事件を起こしています。
この後 この事件は前代未聞の展開をみせます。
日本赤軍が彼らの釈放を要求し 政府がそれに従ったのです。
裁判中だった１９７５年 日本赤軍が起こした クアラルンプール事件で 男ひとりを釈放。
１９７７年に ダッカ日航機ハイジャック事件で 女２人が釈放。
３人は 日本赤軍に合流して 今でも国際手配されています。
ハイジャック事件では １５０名もの人質取られたとはいえ まるまる要求飲んで １６億円もの身代金まで 払いました。
あとあと 世界中から批判されましたが それもしかたない事。。。
日本に残って裁判をうけた犯人達のうち ２人は死刑が確定していますが 今もって服役中です。
最後に彼らの動機なのですが これが戦後の間違った教育の影響のようです。
以下の声明文を お読み下さい。
一九七四年八月三〇日三菱爆破＝ダイヤモンド作戦を決行したのは、東アジア反日武装戦線“狼”である。
三菱は、旧植民地主義時代から現在に至るまで、一貫して日帝中枢として機能し、商売の仮面の陰で死肉をくらう日帝の大黒柱である。
今回のダイヤモンド作戦は、三菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に対する攻撃である。“狼”の爆弾に依り、爆死し、あるいは負傷した人間は、『同じ労働者』でも『無関係の一般市民』でもない。彼らは、日帝中枢に寄生し、植民地主義に参画し、植民地人民の血で肥え太る植民者である。
“狼”は、日帝中枢地区を間断なき戦場と化す。戦死を恐れぬ日帝の寄生虫以外は速やかに同地区より撤退せよ。
“狼”は、日帝本国内、及び世界の反日帝闘争に起ち上がっている人民に依拠し、日帝の政治・経済の中枢部を徐々に侵食し、破壊する。また『新大東亜共栄圏』に向かって再び策動する帝国主義者＝植民地主義者を処刑する。
最後に三菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に警告する。
海外での活動を全て停止せよ。海外資産を整理し、『発展途上国』に於ける資産は全て放棄せよ。
この警告に従うことが、これ以上に戦死者を増やさぬ唯一の道である。
…なんとまあ 経済で世界を侵略する帝国主義と 彼らは戦っていたのです。
間違った教育は 狂った戦士しか作れない。
テロは 遠い国の話では 有りません。
日本人として この事件も 後の世代に語り継がなければなりません。
ボストンの爆破事件は ひどい事になりましたね。
工場の爆発も テロでないといいのですが…
今日は 日本で起こった 最悪の爆破テロ事件について書いてみたいと 思います。
1974～1975年にかけて 日本では 連続企業爆破事件という 無差別テロが起こりました。
過激派 東アジア反日武装戦線の犯行で 主にゼネコンや商社が狙われたのですが 動機については 最後に書きたいと思います。
その中でも 最初に起こった 三菱重工爆破事件…犯人側の作戦名が ダイヤモンド作戦です。
丸の内の 三菱重工業本社ビルに仕掛けられた爆弾の爆発によって 死者８名 負傷者３７６人… 衝撃で９階建てのビルの窓は全て割れ お昼休みで歩いていた人々の上に 尖ったガラスが 雨のように降り注ぎました。
犯人達は この前に 虹作戦という鉄道爆破による昭和天皇暗殺テロを計画していましたが 断念。
その為に用意した強力な爆薬をそのまま使用したので 多くの負傷者を出してしまったのです。
ダイナマイト７００本分 と言われています。
どうも はじめての事で 加減がわからなかったようです。
また 最初の事件なので 告知しても信用されなかった…という事情も有ります。
以後は 負傷者は出ていますか゛死者はいません。
7回も 有ったんですけれどね。
はしょりますが警察の必死の捜査により 一斉検挙。
この時捕まった主要メンバーは ７名でした。
ひとりは 逮捕後自殺。
残念な事に 取り逃がしたメンバーがいて その後も爆破事件を起こしています。
この後 この事件は前代未聞の展開をみせます。
日本赤軍が彼らの釈放を要求し 政府がそれに従ったのです。
裁判中だった１９７５年 日本赤軍が起こした クアラルンプール事件で 男ひとりを釈放。
１９７７年に ダッカ日航機ハイジャック事件で 女２人が釈放。
３人は 日本赤軍に合流して 今でも国際手配されています。
ハイジャック事件では １５０名もの人質取られたとはいえ まるまる要求飲んで １６億円もの身代金まで 払いました。
あとあと 世界中から批判されましたが それもしかたない事。。。
日本に残って裁判をうけた犯人達のうち ２人は死刑が確定していますが 今もって服役中です。
最後に彼らの動機なのですが これが戦後の間違った教育の影響のようです。
以下の声明文を お読み下さい。
一九七四年八月三〇日三菱爆破＝ダイヤモンド作戦を決行したのは、東アジア反日武装戦線“狼”である。
三菱は、旧植民地主義時代から現在に至るまで、一貫して日帝中枢として機能し、商売の仮面の陰で死肉をくらう日帝の大黒柱である。
今回のダイヤモンド作戦は、三菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に対する攻撃である。“狼”の爆弾に依り、爆死し、あるいは負傷した人間は、『同じ労働者』でも『無関係の一般市民』でもない。彼らは、日帝中枢に寄生し、植民地主義に参画し、植民地人民の血で肥え太る植民者である。
“狼”は、日帝中枢地区を間断なき戦場と化す。戦死を恐れぬ日帝の寄生虫以外は速やかに同地区より撤退せよ。
“狼”は、日帝本国内、及び世界の反日帝闘争に起ち上がっている人民に依拠し、日帝の政治・経済の中枢部を徐々に侵食し、破壊する。また『新大東亜共栄圏』に向かって再び策動する帝国主義者＝植民地主義者を処刑する。
最後に三菱をボスとする日帝の侵略企業・植民者に警告する。
海外での活動を全て停止せよ。海外資産を整理し、『発展途上国』に於ける資産は全て放棄せよ。
この警告に従うことが、これ以上に戦死者を増やさぬ唯一の道である。
…なんとまあ 経済で世界を侵略する帝国主義と 彼らは戦っていたのです。
間違った教育は 狂った戦士しか作れない。
テロは 遠い国の話では 有りません。
日本人として この事件も 後の世代に語り継がなければなりません。