★母子なお下敷き救出難航、トラック流出10台 西日本の豪雨被害拡大 | あげはの夢 日記 

★母子なお下敷き救出難航、トラック流出10台 西日本の豪雨被害拡大

産経ニュース

2010.7.16 12:09

可児川のはんらんで、名古屋鉄道広見線(上)の脇に押し流されたトラック=16日午前7時46分、岐阜県可児市 崩落した岩が民家を押しつぶし、増水した河川は氾濫(はんらん)して車をのみ込んだ。大雨の影響による被害は16日、さらに拡大。「何とか助かってほしい」。母子が家屋に閉じ込められた松江市では未明から懸命の救出活動が続き、岐阜県でも警察や消防が行方不明者の捜索を続けた。

 「痛いよう」。救出にあたった松江署員らの呼び掛けに答えていた松江市鹿島町恵曇(えとも)に住む草本留美子さん(37)の長女、美月さん(11)は、岩の崩落から約3時間後の午前5時すぎに救出された。しかし、草本さんと長男、竜我君(7)は岩の下敷きになったとみられ、救出活動は難航した。

 松江署や島根県消防防災課によると、草本さん方の裏山が高さ約25メートル、幅約10メートルにわたり崩壊。岩2個(ともに長さ約4メートル)が木造2階建て家屋を直撃した。草本さん方は5人家族で、草本さんの母親(66)と祖母(90)は避難。1階奥の部屋で寝ていた母子3人が被害に遭ったが、美月さんは2個の岩の間にいたため救出され、左足を骨折しているという。

 一方、記録的な大雨で6人が行方不明となった岐阜県。土砂崩れのあった八百津町の介護福祉士、安藤伸祥さん(30)は斜面から土砂が流れ込んだ直後に目撃し、「バキバキと木の折れるような音がして、一帯に土煙が立ち込めた。大雨でこんな恐怖を感じたのは初めて」とこわばった表情を見せた。

 市道が冠水した可児市の現場では、運送会社のトラック約10台が名古屋鉄道の高架橋に引っ掛かり、折り重なるように横倒しとなっていた。駐車場に止めた二十数台のトラックのうち約10台が氾濫した可児川の水で約100メートル先まで流されたようだ。

 会社取締役の三浦正典さん(49)は「こんな状態は見たことがない。早く引き上げなければいけないが…」と途方に暮れた。

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