スペイン風邪 | あげはの夢 日記 

スペイン風邪



こんばんは 温故知新。




スペイン風邪は 1918年から翌年にかけて全世界に流行した

人類初の パンデミック(感染爆発) です。



感染者は6億人 死者は4000~5000万人。

発生したのは米国なのですが 当時第1次大戦中で

中立国のために報道統制がされていなかった

スペインの被害が大きく報道されたので この名前で通ってしまいました。



のちの研究で これは毒性の強い 鳥インフルエンザであった事が

解明されています。



当時の世界の人口は18億人と言われていますので

実に3人にひとりが感染。



日本では 当時の人口 5500万人に対し

39万人(のちの研究では48万人)が 死亡しています。



実は この時のスペイン風邪の流行には 3回の波が有りました。

最初は米国で流行 そのあと毒性が強まり(ウィルスの変異)ヨーロッパで流行

日本では 世界的な流行となった第3波で 1番の被害を出しました。



著名人も多く亡くなりました。

もとの内務大臣や皇族の竹田宮様

劇作家の島村抱月がスペイン風邪で亡くなって

女優の松井須磨子が後追い自殺をしたのは 有名です。



今回のインフルエンザは 感染力は強いものの

毒性が弱く また特効薬もあるので 今のところ大丈夫です。



でも またいつ毒性が強まって大流行するかわからないので

油断は大敵ですよ。



とにかく 手洗いうがいは 続けましょう。