どうも。
今回のapplimを「見ていた立場として」言いたい放題に書かせていただきます。
基本辛らつめに。
運営者の気持ちで反省してみます。

◆商材を特定することについて
applimとしては、やるべきでない。そう思った。
商材を特定することで世の中には発信しやすいし、
「え、これって大丈夫なの?」みたいなグレーなところはなくなった。
許可うんぬんの面倒な問題もない。
でも、今回の案を見て、正直突き抜けた案はそこまで出なかったなと思った。
商材を特定することで範囲が狭まったかと思いきや、
マーケティングプランとして実装するならあれも気にしないと、これも気にしないと、と
考えるべきところが多くなってしまっていた。
それは、企画を募るコンテストとして考えると、もうなんかどうでもいい部分で、
アイデアを狭めることになってしまっていると思った。
(実装を考える上では非常に重要だが)
世の中がapplimに求めているのってたぶん「その手があったか!」みたいなアイデアの種だと思うし、
それを数多く出すためには商材を特定しないこれまでのapplimの方式のほうが優れていると感じた。
また、商材を特定した瞬間に「審査員がいつもしている仕事」と似てしまった。
審査員は当然参加学生よりもたいへんな経験を積んでいるわけで、
そんなフィールドの上で学生が勝てるわけがないのです。
1,2回目のapplimに見られたような
「審査員も学生もなんだかよくわからないフィールドだからみんなでブレストしてみようよ」
みたいな空気感は、商材を特定することで失われてしまったかと。
僕はその空気がすごく好きだったので、なんだかちょっと残念。
ということでつらつら書きましたが、“applimとしては”商材を特定すべきではないと感じました。

◆審査基準について
これすごく難しいんです。
どれだけクリアーにできるかってことはすごく考えているつもりだし、
スタッフとして「これはおもしろい!」ってものにいい点数をつけたい。
そう考えて審査基準を作っているわけですが、本当に難しいなと。
もっともっと「これはおもしろい!」にいい点数をつけてあげられるように想像を膨らませると、
例えば新規性の重みは強くなるし、今回で言えばマーケティング課題解決度の重みはとても大きいはず。
だからきっともっと複雑になるべきだったのかなぁと。
たいしてアイデアがあるわけでもないですが、
現行の審査基準がベストなものでないことだけはわかります。ここは要検討だなぁと。

◆パネルテーマについて
昨日のパネルでやや荒れた雰囲気になったのは、パネルテーマの設定が悪かったことに尽きる。
どこかで聞いたような、ちょっと抽象的なテーマにしてしまったばかりに、
あのすばらしい審査員の面々から得るものがずいぶん減ってしまった気がする。
【applimの決勝で】【決勝プレゼンをすべて聞いた後に】【豪華な審査員から聞きたいこと】
を観客の気持ちになって考えたら、あのテーマにはならなかったのでは。
僕なら「審査員の方々ならどんな案出しますかねー」とか無邪気に聞きたいなぁ。

◆全体的な雰囲気について
やっぱり好きだなぁと思った。
プレゼンをする人の緊張感。
負けた人の「勝ったやつどんなもんじゃい」感。
聴衆のどきどき。わくわく。
なんだかんだ感動的になるフィナーレ。
参加学生もスタッフもすごくがんばってるからこそ、
あの雰囲気が生まれるんじゃないかなぁ。
すごく元気をもらいました。



と、言うことで言いたい放題書いてみました。
やや酔いの残る決勝の次の日の朝に。
なんだかんだ言って僕はapplimが好きだし、これからも残ってほしいと思う。
だからこそ「改善すべき点」がすごく見えて、どんどんいいものにしていってほしいなぁと思っています。
でもとりあえず、運営お疲れ様。
楽しかったー。