ある会社の話から始めます。
最後に子どもの勉強に結び付けますので、よろしかったらおつきあいください。
ある会社では、業績が傾き対策を講じる必要性が生じました。そのため多分コンサルタントなんでしょう、一人のコンサルがその会社で研修をします。
そして社員さんの意見を拾ってみることにしました。
出てきた意見はというと「厳しい時だからこそ、社長はなぜ働くか、その意味を教えてほしい」、そんな意見が出ました。
加えて、「社長の高級車のために働いていると思うと、あほらしくて働けない」と若い女性の従業員。
結局、その会社は倒産したんだそうです。
ここで一番社員が求めていたのが、働く意味やその意義でした。社長さんは、働く意味やその意義を社員に与えていなかったのです。
だから・・・
会社の目的を考えた時にそれは利益を上げることだと考えるかもしれません。
ただ、何のために会社があるのかと考えたとき、利益を上げるためだけなら悲しすぎます。
利益を上げるのは何のためでしょう?
社長さんがベンツに乗るため?
いい服を着て豪華な食事を楽しむため?
もし、そうなら社員はついてこないでしょう。
きっと倒産してしまった会社の社長さんは、そんな程度のことしか考えていなかったのでしょうね。
だって、「社長の高級車のために働くなんて・・・」という若い女性従業員の声が物語っていますよね。
本来、社長さんは何のために働くのか、何のために利益をあげるのかを社員に示す必要があるのだと思います。会社であれば、それは会社の理念だったりします。
そうしないと社員が何のために働くのか迷ってしまいますね。迷った状態では本来の力も発揮できないでしょう。
では、ここで勉強する意味についても考えてみましょう。
勉強は何のためにしますか?
それに対する明確な答えを出せますか?
先の会社の例から勉強する意味や意義、目的を示してあげることの重要性にお気づきになられたかもしれません。
よくお母さんは、子供さんに対して「勉強しなさい」ということがあるかもしれません。
それを、会社に置き換えると社長が社員に対して働く意義も示さずに「しっかり働きなさい」と言っているのと同じです。
しかし、社員は働く目的、働く意味、働く意義を示してほしいと思っていましたね。
でも、それを示さないので・・・
子供も勉強する目的、その意味、意義を示してほしいと思っているはずです。
それを示してあげないと、いくら「勉強しなさい」と言ってもやる気になることはないですね。
家庭の管理職であるお母さんとして、どのように勉強の意義や意味を伝えるでしょう?
では、勉強の目的とは何でしょう?
何のために勉強しますか?
まず、社長さんとしてのお父さん、管理職としてのお母さんが、「何のために?」に対する明確な答えを持つ必要がありそうです。
勉強って何のためにするのか?
スミマセン、長くなりそうなので、続きは次の記事でまた、考えてみたいと思います。
いつも長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。