私は同僚のロビン君が大好きだ。ロビン君は今年の1月から、私が働いている職場にやってきた。ロビン君は、いつもやる気がなく、髪の毛はモシャモシャだし、だらり~んとしてるが、実は結構かっこいい。いつもダラダラしている私よりさらにダラダラしているけど、学生の前ではシャッキリ、言葉もハキハキするから不思議だ。

頭も良くて、言う事も面白い、ヴィーガンなユダヤ人27歳。宝くじに当たったら、2人でダラダラと儲けを気にしないヴィーガンカフェを開いてダラダラ過ごそうと決めている(私はヴィーガンではないけど)。

私の誕生日と同じ日に、うちの学生達の新入生歓迎会である、泡パーティー(foam party)が地元のクラブ、アトランティスで開かれることになっていたので、私の誕生日の泡パーティー、皆で来てね!なんて冗談で言ってた。

誕生日当日。

夜の10時過ぎ、ロビン君から携帯にメッセージ。

「ハッピーバースデー。ところで、パーティーに来てもう2時間以上たつんだけど、Yukes全然見つからないよ?どこにいるの?」

もちろん、ロビン君はパーティーになんて行ってはいない。彼の冗談である。

ロビン君、大好きなのである。