外で寝たい。 | 3cmの虫にも5%の魂

外で寝たい。

猛暑だ酷暑だエルニーニョだラニーニャだ、と言われていた今年の夏でございますが、比較的、過ごしやすい日々が続いております。

そりゃあね、昼間は暑いよ。暑いです。

しかし、夜になれば心地よい風が吹くではないか。
ポケモンを探しに夕涼みがてら辺りを散歩したって気持ちいい。
庭先で線香花火。
あるいは、ベランダでビールを飲む!

ああ、もう、この際、外で寝たい!!
絶対に気持ちいい!
春、窓を開けてする昼寝くらい気持ちいいはず!


そうですね、この季節、外で寝るとなったら、敷くのはダンボール辺りがいい。

柔らかさといい硬さといい、ダンボール辺りがちょうどいい。
ふかふかの布団では、なんだかふかふかすぎるから。

それにはダンボールを何枚か重ねなくては。

ダンボールの上にはゴザを敷こう。
ゴザを敷くでござる。

風を通すには、ダンボールとゴザはベンチの上に敷きたいね!

ベンチは寝返りが打てるように出来るだけ幅広のものを選ぼう!!



そこで思い出すのは、エンドウ豆の上に寝たお姫様の話。
アンデルセン童話のやつです。

本物のお姫様を探している王子は、本物のお姫様試験として、お布団20枚とシーツ20枚を敷いた上にお姫様候補を寝かせます。
実は、その下にはたった一粒のエンドウ豆が。

「なんだか背中が痛くて身体中アザだらけになりましたわ」
って言った人が本物のお姫様。



多分、多分だけど、私なら、ダンボールのサイズ感の違いとか、ダンボールの継ぎ目とか、このダンボールは一回折ったな、とか、冷凍物入れてたダンボールでしょとか、海外のダンボールは折りたたみにくいよねーとか思っちゃうから、本物のお姫様より繊細!
そして、背中にエンドウ豆的違和感を感じたとしても、「冷凍コーンのパックが破れちゃったのかしら?」とか「納品伝票を抜き忘れちゃったのかしら?」とか考えるから、本物のお姫様より随分繊細!!

てなことを考えながら、今日も窓を開けて寝ようと思います。

ほら、お姫様より繊細な人が窓を開けて寝ているよ!!


…お姫様は繊細なので、窓を開けては寝ない。ような、気がする。

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