檸檬。
度々あちこちで言っているが、梶井基次郎の「檸檬」が好きだ。
あーあ、なんか最近つまんねーなーと思っている主人公が、たまたま見つけたレモンにやけに興奮し、レモンの形、色、重さ、手触り、存在感、いやー!全部完璧!!レモン最高!となり、かつてリア充であった頃、重きを置いていた丸善の、しかも一番おしゃれと思ってた画集のコーナーで、画集を美的感覚で完璧に積み上げ、その上にレモンを置いてトンズラする。
ああ、レモンが爆発したらいいのに!!
ほとんどが妄想である。
妄想が現実を凌駕する。
いやー、ほんと面白い。
んでね、考えたんですけど、これを現代に置き換えた場合、レモンはレモンでいいんだけど、丸善は、ビレッジバンガードに置き換わるな。
レモンをアボカドに置き換えてもいいけど、やっぱり鮮やかさでレモンに軍配があがるなあ。
檸檬 全文。↓
http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/424_19826.html
でも、やっぱり、手に持った紙の質感、重さ、冷たさ、存在感で、紙ベースで読んだ方がしっくりくる。