この「マリカのソファー」は、同著者の「マリカの永い夜」を著者の決心により改題し大幅に書き改められた作品です。
~永い夜で”ジュンコ先生”と呼ばれていた人物は、本作でもジュンコ先生と呼ばれているが、近所の友人として出てくる。
よしもとばななさんの作品で一番好きなのが「マリカの永い夜」であった事から、なかなかこの作品を読む気になれませんでしたが やっと読んでみました。
これはこれで良いなという感想です。
15歳の時にバリに行った事があるのですが、この二つの作品を読むと あの時に感じた不思議な感覚が蘇ります。
バリの空気の中には妖精がいそうなんです。
生と死の世界の扉があるとしたら、それが解放されて存在しているという雰囲気。
緑が怖い位生々しく生き生きしているんです。
扉絵や挿絵の雰囲気も それを思い起こさせて好きです。
また行きたいな、バリ(^-^)