中学英語を完成させる(3)
中学英語を完成させる(2)の続きです。
『そりゃ、日本語で書いてあったら解けるに決まってる』
という人は、そこまでの読解能力には問題が無いはずなので、いよいよ『英語の勉強』を始めます。
やり方に悩み過ぎて“やり方マニア”になっては本末転倒なので、もし今ある程度勉強を進めている場合はそのままそれを信じてやっても問題ないかもしれません。
私のはただの『提案』です。
ですが、勉強は“しない”よりは遥かに“する”方が良いし、「ああしよう、こうしよう」と悩んでいるよりは“一つの方法を信じて、やれるところまでやってみる”方が、結果としては良いのだと思います。
なので途中で“あ、これ明らかに合ってないな”と思ったら変えればいいのですが
「とりあえず、ゼロよりは1のほうがいい」
と、『やってみる』ことから始めてみてください。
今回は“何からやっていいかわからなくて、なにもできない”という状態から始めます。
まず
白紙の紙(コピー用紙でもメモ用紙でも藁半紙でも、無地の紙ならなんでもOKです)
中学英語の参考書
辞書(英和辞典)
ノート・筆記用具(自分の使いやすいもの。何が使いやすいかまだわからない場合、オーソドックスなものを)
を用意します。
辞書は『いらない』という説もありますが、“付録”含め最近のものは機能・内容的に優れているものが増えているので、大学受験を志しているのなら買って損はないと思います。
出来ればあるといいものは
音声の出る電子辞書
中学~大学受験までの単語・熟語集
ですが、これらはいきなり用意するにはお金がかかるのと、自分に合ったものを見つけるのがこの段階では少し難しいので『あったら』で構いません。
※最初の一冊が選べない場合はこれを勧めます。
くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)
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(これが難しいと感じる人は、スタートでつまずかない中学英語 (くもんのベイシックドリル)から始めてください)
何故中学英語をしっかりやる必要があるかと言えば、高校英語は中学英語をマスターしていることが前提だからであり、更に言えば
中学英語が完璧になるだけで、偏差値30~40の世界からは脱出できる
からです。
中学英語というのは、英文法、単語(綴り・発音)、熟語、全てを含みます。
「中学時代英語の成績は良かったけど、高校に入ったら全然できなかったよ?」
という人は、『テストで点が取れていただけ』ではないでしょうか?
本当に英文法も完璧でしたか?
発音記号は読めていましたか?
単語も熟語も完全に覚えていますか?
それを使って英作文が出来ましたか?
“まあ、だいたいYES”
“もちろんYES!”
と言える人は、恐らくここを読んですらいないと思います。
もちろん、これらが完全にできないまま高校に進み、そのまま“なんとなく”英語が出来るようになり、大学受験まで進める人は沢山います。
“なんとなく”出来る人は、それでいいんです。
『本当にできないけど、本当にできるようになる!』
そういう人は、中学英語から始めよう、というお話です。
※英会話はまた別の次元(口からのアウトプット)なので、この場合の“英語が出来るようになる”というものにはすべて“受験”というコトバがつきます。『受験英語』と『英語が話せる能力』、は『現代文』と『円滑なコミュニケーション』と同じぐらい違うモノです。お互いリンクする部分はありますし、両方出来るようになる人もいますが、まずは身近なところ(受験勉強への第一歩)に目標を設定します。
中学英語を完成させる(4)に続きます。
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