中学英語を完成させる(2) | ゆる勉

中学英語を完成させる(2)

 中学英語を完成させる(1)の続きです。

 

 この位置(偏差値30以下~50未満)にいる人は


 そもそも勉強を全くしていないか、少ししかしていない

 勉強をしているつもりで、英語という“映像”を模写している、または目で追っている『だけ』

 
 のどちらかなので『元(頭)が悪いから』と結論付けるのは、少し早すぎます。
 
 英語は語学であり、言語です。
 日本語がある程度出来るなら、英語圏に生まれていれば英語は『日本語と同じぐらいは』出来た筈です。
 でも、国語の成績も悪いし……という人は、少し考えてほしいのですが



 英語のテストが『全部日本語で書いてあったら』難しい問題でしょうか?


 こんなこと日本語で訊かれてもわかんねーよ!という問題だらけなら、まず国語の勉強をする必要があります。それも、小学校程度からです。


 ここで『馬鹿にしてる』と思う人は、英語も国語も伸びません。



 日常生活で問われる“コミュニケーション能力”とでも呼ばれるものは、日常生活で養われています。


 国語のテストで問われる能力は、『国語の勉強』で養われるのです。


 英語だって、英会話なら『こんにちは!』、英語の授業なら『これはペンです』から始めるのだから、日本語だって国語の勉強は『これはペンです』からやりなおしてもいいんです。

 日本語における『主語』『述語』からなる『文法』――日本語の“しくみ”を理解することで、コトバの“しくみ”も理解できるようになります。
 この場合のコトバは、漢文であり、古文であり、英語であり、他の言語でもあります。



 “この言語では、『主語』はどのように扱われているか?”

 
 こういうことを考えながら学ぶことで、国語(現代文)だけでなく、古文漢文、英語、全ての言語が“学びやすく”なります。
 
 なので、英語の始めの始めでつまづいてしまったら、『こくご』の勉強をしてください。
 小学校の総復習、受験用、色々ありますが、きっとすぐ終わるはずです。すぐ終わるけど、すぐ終わるからこそ、完璧にしてください。

 間違えたら“何故間違えたか?”“間違えないために必要な知識、気をつける場所はどこか?”を明確にし、その問題点を解決してください。
 
 自分が好奇心と想像力いっぱいの小学生になったつもりで、もしくは目の前にそんな小学生がいるつもりで、その問題を『楽しんで』やると、グッと伸びます。

  


 小学校『こくご』が完璧になったかどうかを自己判断する目安として、

 『かなり難しい中学校入試の過去問を解く』

 というのを勧めます。御三家と呼ばれるような、そういうところのやつです。
 中にはトリッキーすぎる問題を出す学校もありますが、小学生が解くものです。そして近い将来、そういう入試をくぐり抜けてきた人と、同じ会場で、同じ大学を受けるのです。
 


 中学英語を完成させる(3)に続きます。


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