まずは皆さんに、
恒例のお知らせを☆
今日は広島での出版記念講演会&
厳島神社での神社ツアーでした☆
また荒川祐二最新刊『神訳 古事記』の、
Amazonレビューを書いて頂いた方に、
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そして、
今日はそんな厳島神社で、
ウサギが大騒ぎのお話。
皆さんとのツアーを終えてから、
再び僕らはゆったりと宮島の地を巡っていた。
あ「まぁそれにしても…本当にどこを見ても、
美しすぎる造形物ですよね…」
この建築物の原型自体は、
遥か古代からあったというんやから。
本来の人間の力というものは、
神に負けず劣らず侮れんわな」
あ「今はこの建築技術を継承した宮大工さんたちも、
いなくなってきているらしいですね…」
そんな話をしていると…?
?「お父さーん!!!!!!」
(因幡の白兎さんこと因幡)「(ん…????)」
複数の可愛らしい声が響き、
そこに…?
厳島神社の主祭神、
『宗像三女神』が姿を現した。
因幡「………(ピコーン!!)」
あ「久しぶりの宗像三女神…、
ってこの夏以来ですか。
未だにスサノオさんと親子と言われても、
違和感が…(笑)」
因幡「………」
宗像三女神「荒川っち、相変わらずきもーい!!!!」
(※荒川祐二は宗像三女神にキモがられています)
あ「くぉらっ!!!!(猛ダッシュで追い掛ける)」
宗像三女神「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
因幡「……………」
ス「ハッハッハッハッハ!!」
あ「笑ってんと、
相変わらず娘の教育何とかせいや!!」
因幡「…………………」
宗像三女神「あー小春ちゃんだー!!
相変わらずかわいい~!!
こっちおいで~!こっち~!!」
(塩推神さんこと塩ジイ)「まぁ小春はかわいいからのぅ…」
因幡「(イラッ…)」
宗像三女神は小春を抱き締めると、
そのままこの夏にも立ち寄った、
龍神が祀られている所へと、
僕らを連れて移動した。
あ「ここに来るとやっぱり、
小春も嬉しそうですね」
ス「まぁ仲間が、
よぅけおる所やからな」
因幡「(チッ………)」
しかし、
それはそれとして…
…。
……。
………。
…………。
因幡「(プルプルプルプル…)」
あ&ス「…ん?」
因幡「(プルプルプルプルプルプル…)」
あ&ス「どうした因幡?
プルプル震えて?」
因幡「(プルプルプルプルプルプル…)
かんわいいでやんすー!!!!!!!!!!!」
一同「ビクゥッ!!」
ス「何じゃお前!!
いきなりでかい声出すな!!アホ!!」
宗像三女神「ビックリした!ビックリした―!!」
あ「なに!?なに!?急に!!」
道「いよいよトチ狂いましたかね!!」
塩「いよいよ因幡もマッスル、マッスル、ムッキムキか!!」
一同「それは違う」
塩「じゃあなんじゃ!?」
因幡「惚れたでやんす!!」
…。
……。
………。
…………。
一同「はぁ?」
因幡「惚れたでやんす!!!!」
一同「だからなににやねん!!!!」
因幡「宗像三女神に、でやんす!!
僕の生涯を捧げるでやんす!!!!」
一同「はぁ?」
ス「何を言い出すか、
このキモウサギは」
あ「何を急に言い出すかと思ったら…」
道「本当にトチ狂ってしまいましたかね…」
塩「とりあえず話を聞いてみるぞよ」
因幡「だぁかぁらぁ!!
惚れたでやんす!!
このやんす因幡こと、
『因幡の白兎』は宗像三女神の皆さんに惚れたでやんす!!
お嫁にしたいでやんす!!」
あ「ちょっ、ちょっ、ちょっ!!
ちょっと待って、因幡!
一回落ち着いて!!自分が何を言ってるか分かってる!?」
因幡「うるさいでやんす!このハゲ頭!!
恋はいつでも直球勝負でやんす!!
立ちはだかる障害は、
この『因幡体当たり』で粉砕でやんす!!」
…。
……。
………。
…………。
一同「(…あかん…完全に『恋は盲目状態』になっとる…」
やらせておけば」
塩「神も人も、
恋路は自由じゃしのう…」
あ「いや、それはそうだけど、
自由にしてもみんな『宗像三女神』って、
誰の娘さんか分かってるの!?」
ス「……………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…。
因幡「……………。
ス「………。
ボコン!!
(思いきり因幡の鎖骨辺りを殴る)」
因幡「ぎえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
一同「いちいちやかましい!!!!!」
あ「ていうか因幡って、
鎖骨どこなんでしょうね?」
ひどいでやんすお義父さ…」
ス「だからお義父さんって言うな!!」
因幡「ビクゥッ!!」
あ「…ま、まぁとにかく一回、
因幡の話も聞いてあげましょうよ!!」
因幡「そうでやんす!!
理不尽でやんす!!」
あ「まずは因幡は何で宗像三女神が好きになったの?」
因幡「好きに理由なんてないでやん…」
一同「お前ふざけんなよ」
因幡「ビクゥッ!!」
あ「まぁまぁ落ち着いて(苦笑)
ちなみに宗像『三』女神だけど、
その中で誰のことが好きなの?」
因幡「全員好きでやんす!!
みんな可愛いでやんす!!顔が!!顔が好きでやんす!!」
一同「………」
あ「………。
…あのね…、因幡…。
今の世の中、それじゃ中々通用しないんだよ?」
因幡「関係ないでやんす!!」
一同「(あかん…完全にもう『恋は盲目状態』や…)」
そういう傾向はありましたからねぇ…」
塩「そうじゃのう…」
あ「そう?例えば?」
ス「オオクニヌシのことを慕ってると思ったら、
月読に弟子入り志願したり…、
お尻のプリッとしたウサギが好みとか言いながら、
こうしてすぐに宗像三女神に目移りしたり…」
あ「確かに…言われてみれば、
節操がないというか…。
…そう考えたら、因幡って…」
…。
……。
………。
…………。
一同「ニニギ以来のダメ男やん」
(天から聴こえる天孫ニニギさんの声)「僕は関係ない!!僕は天孫だぞ!!」
あ「さて…でもこれ…どうします…?」
ス「まぁ俺らが言っても、
埒はあかんしなぁ…」
道「完全に盲目ですからね(笑)」
塩「自由にさせてみるのがいいかものぅ…」
あ「とはいえ、
最終的な意思は宗像三女神ですよね?」
ス「そうやな」
あ「じゃ、じゃあ宗像三女神的にはどうなの?」
宗像三女神「…え?」
…。
……。
………。
…………。
因幡「うぼぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
一同「(そらそうやろ。笑)」
因幡「僕のぉぉぉ!!僕のどこがダメでやんすかぁぁぁぁぁ!!!!」
因幡「うぼぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!
ひどいでやんすぅぅぅ!!
神はぁぁぁ!!
神は見た目じゃないでやんすぅぅぅ!!!!」
一同「(お前さっき、宗像三女神の『顔が好きでやんす』とか、
言うてたがな。笑)」
ス「…まぁとにかくこれで、
因幡も諦めついたやろ(笑)」
あ「そうですね(笑)
帰りましょうか(笑)」
っと、その時…?
?「お父さ~ん!!」
オオクニヌシさんの妻 スセリ姫が現れた。
因幡「………」
ス「おぅ!スセリ!どうした?」
スセリ姫「ここ(厳島神社)に、
オオクニヌシさんも祀られてるでしょ?
オオクニヌシさんに用事があって…」
…スセリ姫さん!!
僕の生涯を君に捧げるでや…!!」
一同「お前、ほんまにええかげんにせいよ」
―――――――――――――