あ「よーし!!終わったー!!」
今日ようやく来月に出版を控えた本の、
ほぼ最終の山場を越えることが出来て、
僕は喜びと安堵の気持ちを味わっていた。
…そんな中…。
ス「ギャーハハハハハ!!」
塩「ヒョッ!!ヒョッ!!ヒョッ!!ヒョッ!!!!」
因幡「やんすやんすやんすやんすー!!!!」
あ「…何してんすか?」
一同「え?
…何って…」
ス「お前がネットで叩かれてるのを見て、笑ってる」
あ「やめろや」
あ「本人の俺ですら見てないのに、
お前らはなにをしてくれてんねん」
ス「え!?!?お前まだ見てないの!?!?
何で!?!?何で!?!?
見ろって!!もったいない!!
絶対損させへんから!!」
あ「最新の人気映画みたいに言うな(笑)
それに何でわざわざ俺が傷付くものを、
俺が敢えて見なあかんねん(笑)」
一同「それが面白いのに…(*´з`)」
あ「『それが面白いのに』ちゃうわ(笑)
それにオッサンたちが顔文字で拗ねるな、気持ち悪い。
まぁでも確かに今月に入ってから、
やけに批判されるのも増えてるな~っていうのは感じてましたよ」
ス「まぁたくさんの人の目に触れると、
そうなる宿命ではあるけどな。
ええやん、
じゃあこれを機会に、
一回お前も見てみようや」
あ「え~~やだよ~~。
何で俺がわざわざ傷付くようなこと見なきゃいけないの~~」
一同「それが面白いから」
あ「お前ら、本当に神か」
ス「はい!ということで、一発目!!
パソコン担当のエセインテリ道真!
どうぞ!」
道「誰がエセインテリや。
それでは一発目!こちらっ!!」
…。
……。
………。
…………。
あ「…これはただの地黒と旅の日焼けだよ…」
一同「ギャーハハハハハ!!
低級霊!!低級霊が憑いてるって!!
だから顔が黒いって!!」
道「いや!!
皆さん油断してはいけません!!
続いてはその低級霊たちについて一言!」
…。
……。
………。
…………。
あ「ブッ!!」
あ「俺じゃなくて、あんたらが怒っとるがな(笑)
まぁ僕から敢えてかばうとしたら、
八百万歩譲って、
もしこの方たちが低級霊だったとしても、
こんなわずかな期間で、
ここまで人生を変えられる低級霊は、
凄すぎると思いますけど(笑)」
一同「…うぼぁぁぁあ!!ハゲ頭―!!!(飛びついて抱き付く)」
あ「や、やめろ!!抱き付くな!!気持ち悪い!!
塩ジイ!!身体の塩を俺に舐めさせようとするな!!」
道「はいはい!!皆さん油断しない!!
最後行きますよ!!最後!!
ストレートなのはこちらっ!」
…。
……。
………。
…………。
あ「だから俺も、本当はこっち側のグループが良かったんだよ…」
↓
言ってるのにな(笑)」
道「…とりあえずこんなものですかね」
あ「でも、何だか新鮮な感じですよ。
今までの人生で否定や批判されることって、
ほとんどなかったですから」
ス「まぁさっきも言ったけど、
より多くの人に見られるようになったらそうなる、
っていう宿命やわな。
それはどれだけ正しいことをしていても、そう。
避けられない宿命。
その分の数の賛否両論に曝されるわけやから。
それに広い世界に飛び立つためには、
一時的に大きな向かい風を受けなきゃいけない時期が来る。
問題はそれをどう乗り越えるか、や」
あ「そうですね。
確かにそういう意味だと、
9月に入ってからつい最近までは本当に、
自分の中ですごく色んなものが試されていた時間でしたね」
ス「…どういうことや?」
あ「さっきも言った通り、
8月の『日本の神を巡る旅』を終えて、
今月に入ってから自分の中で、
明らかに心の風向きが変わったんですね。
焦りというか、
プレッシャーというか。
で、それをはねのけるために、
余計に無理して頑張って、
身体を壊して…っていう」
ス「ふむ…」
あ「でも今回身体を壊して、
スサノオさんにも真剣に怒られて、
自分の中の『焦りとプレッシャー』の、
正体が分かったんです。
それは…」
一同「?」
あ「…それは、
『過去の清算』だったんです」
ス「あぁ…、たこ焼きのな…」
道「たまに吸い付いてくる…」
塩「ニュルニュルしてて、ちょっと気持ち悪い…」
因幡「やんす、やんす…」
あ「それは『タコの吸盤』や。
黙って聞け」
あ「8月までは勢いのままに、
スサノオさんたちと日本全国を飛び回って、
正直何も考えるヒマもないぐらい忙しくて、
その中で全国たくさんの神さまたちとの出会いの中で、
見る見るうちに僕の人生も変わっていって、
同時に応援して下さる人も全国に、
爆発的に増えるようになって来た」
ス「……」
あ「でもその旅が終わって、
本の出版の発表をした瞬間に、
自分の心の中に、
『過去の恐怖』がドバっと甦って来たんです」
ス「『過去の恐怖』?」
あ「正直に言いますね。
『またこの本が売れなくて、戦力外通告されたらどうしよう』って。
そんな恐怖という穢れが、
心に湧いてきたのは事実です」
ス「でんりょ…」
あ「『電力会社の広告』ちゃうぞ。
『戦力外通告』や」
あ「結局その『穢れ』が、
僕自身の心のフィルターを穢れさせてしまって、
スサノオさんが付いてくれていることを忘れて、
自分の力で、
『頑張ろう!頑張ろう!!』としてしまった。
そしてその心を映し出すかのように、
辛辣な批判の言葉が耳に入るようになったり、
今まで応援して下さっていた方々からも、
指摘のお言葉を頂くようになって、
時に『違うだろ』って、
叱責されることも増えて来て…」
ス「ちーがーうーだーろー!!」
道「このハゲ―!!」
塩「すいません…。語っている最中なんで、叩くのはちょっと…」
因幡「どう~して~♪そう~なるでやんすかね~♪」
影狼「(ドアホばっかりが…)」
あ「真面目に聞け(笑)
でも、結局そんなことを続けて、
先日身体を壊して、
スサノオさんにこっぴどく怒られて、
ようやく根底から気付くことが出来ました。
『あぁ、俺がやりたいのはこんなんじゃないわ~』って」
ス「自撮り?」
あ「それは365日24時間しとる」
一同「(してるんや…笑)」
あ「『ここまで来れたのって、過去関係ねえじゃん』って。
別に本が売れようが売れなかろうが、
そんなことは関係なくて。
毎日ただ一生懸命、
スサノオさんたちとの楽しい日々や、
日本の神さまたちの楽しさ、
素晴らしさを伝えていたら、
こうなったのに。
俺結局、自分自分ってなってたわ~って。
『もう一回原点に戻ろ~』って」
ス「………」
あ「でもそう思った瞬間に、
スポーン!!って、
穢れが根こそぎ祓われた感覚があったんですよね。
まるで『それや!!』って言われているかのように。
そうしたら周りから批判されることも、
自分自身の未来に対しても、
何も怖くなくなった」
…。
……。
………。
…………。
パンパン!!パンパンパンパン!!パパン!!!!
あ「ちょっ!!ビックリしたぁ!!
なんすか!?!?」
ス「これでいよいよ、
本当の意味での大きな世界に行ける。
そういう意味での、
『おめでとう』」
あ「なに?なんですか(笑)
まだよくわかんないんですけど(笑)」
ス「これが、
お前が乗り越えるべき最後の壁やったってことよ」
あ「これ?
過去との決別ということ?」
ス「そういうことや。
お前がこれから迎える新しい未来で、
最も必要のなかったもの。
それが『過去の恐怖』やったということ」
あ「…そうなんですか?」
ス「あぁ。
人間はなぜ変わろうとして、
最後の最後で変わり切れないか?
それはやはり、
過去と完全に決別し切れないからやねん。
『だって、俺はあの時もこうやった』とか、
『だって、私は前もこうだったから、きっとまたこうなる』とか。
その思いが心のフィルターを穢れさせ、
最後の最後の所で、
変わろうとしている現実を、
過去に引き戻してしまう。
要は人生を変えるのに必要なことは、
過去に対する考え方をどう変えるか、
ということでもあんねん」
あ「…僕は過去に対する考え方を、
変えられたんでしょうか?」
ス「あぁ、立派にな。
自分自身で気付くことが出来て、
それを言語として、
きちんと行動に移すことが出来た。
話すということは、『放す』こと。
それは立派な過去との決別よ」
あ「…そう…なんですかね…。
何か涙が出そうなんですけど…」
ス「辛かったやろう。
それでも毎日こうして休むことはなく、
ブログを書き続けてきたわけやから、
調子の波も隠し切れずに、
尚更みんなからの声や批判も届いて、
苦しかったやろう。
でも逆に言うと、
休まずにそれでも書き続けてきたからこそ、
至れた境地でもある」
あ「…どういう…ことでしょうか…?」
ス「毎日休まず書き続けたから、
自分自身で、
自分の違和感に気付くことが出来た。
『前まではこんなはずじゃなかったのに』って。
じゃあ『その原因はどこにあるんだろう?』って、
考えて行動し続けた結果として、
自分自身の過去に原因があったということが、
見つかった。
これはお前が批判を受けても、
指摘をされても、
継続し続けなければ、
気付けなかったことかもしれない」
あ「確かに…そうかも…しれません…」
ス「そしてそれに気付いて、
再びの原点に戻り、
自分自身が一番良い状態の時の心を取り戻す。
良かった。
さぁこれからがお前の本当の意味での、
新しい人生の始まりやで!!」
あ「…こんな格好悪い奴でいいんですかね…」
ス「こんなハゲでブサイクで、
不器用でみっともなくて、
格好悪い奴やからいいねん。
お前は確かにドラマや映画のヒーローを見ているような、
そんな存在ではないかもしれん。
でも実際に人生を変えていくということは、
こういうことで、
決して、
光り輝くような世界ばっかりじゃない。
良い時もあれば、悪い時もあって、
登り坂も、下り坂も経験して、
変われたつもりでも、変われてなくて。
進んで戻って、
そんな一つひとつを繰り返しながら、
それでも何とか自分を信じて、
一歩ずつ、一歩ずつ歩んで行って、
そうして自分でも気づかないうちに、
少しずつ、周りと人生が変わっていく。
そんなもんやから。
こうしてお前が毎日ブログを書き続ける意味。
それはその日々変化していく姿を皆さんに見せて、
『現実に人生を変えるとは、こういうことなんだ』ということを、
見せるためにある。
例え格好悪くても、
その具体的な過程を皆さんとともに歩み、
その中で勇気を与えていくことにある。
だから胸を張って言おう。
今までのお前も、
今のお前も、
これからのお前も素晴らしい。
何一つ間違ってなんていないから、
これからもまっすぐ歩んで行けばいい」
あ「ようやく…これで僕の20代が…終わった気がします…」
ス「そうやな…。
ゴミ拾いから始まって大きく全国的にブレイクして、
でもそこから伸び悩んで、
何をしても上手くいかなくなって。
周りからも『一発屋』と言われて。
『次の未来は?』と求め続けられ。
でも、それでも歩み続けるしかなかった20代。
そしてお前が迎えた、
神との出会いの30代。
…俺とお前が出会って5カ月。
まだわずか5カ月。
それでもこの5カ月が、
お前自身の20代との決別のためにあった。
そうして迎える、
これからの新しい、大きな未来…。
おめでとう。
本当に心からおめでとう…」
あ「ありが…と…う…ござい…ま…す…」
ス「ゆっくりでいいから…いつまでも一緒に…。
歩いていこうな…。
俺たちはいつでも、
いつまでも付いているから…。
明るくて、楽しくて、元気いっぱいの時間を、
これからもずっと一緒にな…」
あ「…は、はい…。
…でも…まさか…、
僕がこうしてここに気付くに至るまでの、
批判や葛藤のきっかけも、
…スサノオさんが縁を?」
ス「…さぁどうやろうな。
ただ神々はいつだって、
こうして君たち自身が、
君たち自身の心で気付き、
動き出していくためのきっかけは与えている」
…その後しばらく経っても、
スサノオさんと僕は、
涙を止めることが出来なかった。
それほどまでに、
『過去との決別』というのは、
自分の中での大きな課題だったのだろう。
でも、
このともに流した涙の時間こそが、
不安と恐怖という穢れから僕らをいつまでも守り、
そして新たなる大きな未来へ、
僕らを連れていってくれる。
そんな確かな予感がしていた。
…。
……。
………。
…………。
ス「…まぁええねんけど、
それにしてもさっきの批判とかは、
どういう人が送ってくるんやろうな」
あ「…ん~。
まぁネットだから、
どうせ見ても匿名だと思いますけど…。
見てみますか?」
ス「一応な」
*****
批判の送り主の名前(ハンドルネーム)。
■『~低い身分から政治の中枢に駆け上がった天才より~』
■『~全国12,000社の長より~』
■『~元怨霊なのに、これだけ愛されている奇跡の神より~』
*****
…。
……。
………。
…………。
あ&ス「全部お前(道真)やないか!!」
道「え?」
☆この場を借りて、最後にお知らせ☆
今日、
2017年10月18日発売の『神訳 古事記』の表紙が完成しましたので、
これを見てくれている皆さんに、
まず一番にお届けさせて下さい☆
この表紙の袖に書いている、この言葉。
『おわりに』で書かせてもらった、
以下の言葉です☆
※少し見えにくくてごめんなさい。
恐れと不安に囚われた言葉は出しません。
ただこの作品はこうしてたくさんの過程を経て、
僕の31年間をかけた、
『最高傑作』となりました。
またどこかで気が向かれたなら、
その時はぜひ手に取って頂けましたら幸いです☆
これからもずっと、
皆さんとともに、
神さまと一緒に。