※『ていうか、あんた誰?』という方はこちら(笑)
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※頭を使わず、古事記を読める『アウトロー古事記』1話目から読みたい方はこちら♪
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息をせき、必死に走り、オオナムジは何とか根之堅洲国のスサノオの住む神殿に辿り着いた。
門を叩いたオオナムジを迎えたのは、
スサノオの娘スセリ姫だった。
スセリ姫を一目見たその瞬間に、
オオナムジは恋に落ちた。
そして、二神は言葉もなく深い愛で結ばれた。
オオナムジよりも強い恋心をこの地上から来た神に抱いたのは、スセリ姫だった。
彼女は結ばれた後に、
頬を赤らめながらそそくさと神殿の中に戻り、
父親であるスサノオに告げた。
スセリ姫「大変見た目麗しい、立派な神さまが、
地上界よりお出でになされました」
スサノオ「…なに?」
いよいよ超大物の登場。
最早古事記の中の世界でも、
『英雄』として伝説が語り継がれているスサノオノミコトである。
スサノオは娘スセリ姫の言葉にゆっくりと立ち上がると、
まず娘のいつもと違う異変に気付いた。
スサノオ「お前、どうした?顔が紅いぞ」
スセリ姫「え?///」
スセリ姫はそう言うと、
着物の袖で顔を隠しパタパタと足音を立てながら奥に去っていった。
ス「?」
その姿を見届けると、
スサノオはゆっくりと玄関にいるオオナムジのもとに向かった。
ぬっ。
正しくその音と同時に巨体がオオナムジの眼前に現れた。
ス「貴様…」
いよいよ新旧主人公の競演が始まる・・・。
※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひこちらもご覧ください♪