来てくださったみなさま、ありがとうございました!
朗読能シアター 『土蜘』
無事終わりました!

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去年までとは一味も二味も違う雰囲気となりました。
客層もだいぶ変わったように思います。
少しづつでも能楽に興味を持つ人が増えるといいな。
来月7月23日の体感する能『土蜘』では、SONYのウェアラブル端末を導入。
ちょっと洒落た感じのメガネをつけると、下方に緑色の字幕が見えるんです!
限定20席との事ですが、ロビーでは体験も出来るそうです。

今回は声優ではなく俳優に囲まれた舞台。
本読みの段階から、その違いに衝撃を受けワクワクしてました。
腹に突き刺さる感情…それが第一印象。
だから私は彼らの感情うねりに身を投じてたくさん刺激をもらおうと思った稽古期間。
いざ劇場入りすると、さらに変化する共演者に毎公演驚かされました。
私と同じくレギュラーメンバーの雅楽の中田さんは、どっちがいいとかじゃなく
声優さんは、発した言葉がまっすぐ観客の耳に届き、客の中で動き出す、
俳優さんは、発した瞬間から言葉が動いてる。
そう表現されてて、なるほど~と思いました。

声優も俳優の内なのですが、
それぞれの仕事場で求められるものが違うので適応して変化するのかな。

今回も雅楽の方々の音楽には助けられました!
囃子方というのは、客に向けて演奏してるんじゃなく
俳優をはやし立てる為にいるのだと聞いて納得。
背後からプレッシャーと心地よさを感じながら朗読してました。

能楽の作品を元に
俳優が現代語で朗読し、
能楽とは対極にある雅楽の音が流れる。
今回初登場の胡弓(こきゅう)と言う楽器は
中国の二胡に似てるけど正真正銘、日本の弦楽器。
でも雅楽と共に演奏される事は無いとか。

普通なら出逢わないものが舞台空間で融合する…
そんな不思議な、刺激的な2日間でした。

また来年もこの企画があるといいな!