サクラの木の下で・・・ | 実録鬼嫁日記

サクラの木の下で・・・

嫁「恋のダウンロ~ド~♪2人パレ~ド♪」



春の陽気に誘われたのか?
それとも頭がサクラ満開なのか?



ご機嫌な嫁が、鼻歌混じりにやってきた。




嫁「いよいよ来週は娘の入園式!」


カズマ「いよいよ来週か・・・
娘が生まれて3年と9ケ月。
子供の成長は早いもんだな・・・」



嫁「そうよ!今の世の中は何でも早いのよ!
子供の成長も早いし、私の財布の中身だって素早く減っていく!」


カズマ「お金だけはゆっくりで(;´Д`)ノ 」



嫁「入園式にかかせないサクラだって、
来週には早くも散ってしまう!」


カズマ「そうか、娘の入園式の日はサクラが散ってるのか・・・
娘の入園式の日は、サクラが満開の中を
写真やビデオに撮りたかったな。」



嫁「でしょう♪
あなたもそう思うよね!
















さぁ、サクラの咲いてる今のうちに、
みんなで娘のビデオ&写真の撮影会に

出かけましょう!」


カズマ「娘の撮影会!(´Д`;) 」



嫁「せっかくの入園式なのに、サクラがないと寂しいじゃない。
マンションを出て、幼稚園に向かうシーンは
サクラが必要なの!」



嫁の頭の中では、サクラの花びらが舞い散る中、
真新しい制服を着た娘が、笑顔で歩いているシーンが浮かんでいるみたい(汗)


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カズマ「監督!次のシーンは(;´Д`)ノ 」



嫁「上手くビデオの編集したら
サクラが満開の中での入園式になるんじゃない?」


カズマ「でも、何年か後に見たとき、
あぁ、これって別の日に撮って編集したんだよな・・・
って、逆にシラケないかな?」


嫁「それは大丈夫よ










1年も経てば、そんな小さなことなんか
2人共確実に忘れてるから(笑)」



忘れることは織り込み済み(;´Д`)ノ





嫁の言うとおり、俺は何でもすぐに忘れていく・・・



春の陽気のせいってことにしておこう(´・ω・`)



たるそうな娘に制服を着せ、
家族揃ってサクラ満開の公園へ。



カズマ「何で、お前まで着替えてんだよ(汗)」


嫁「ふふふふ( ´∀`)どう?似合うでしょ?
入園式当日も、この洋服を着ていくの♪」



カズマ「その洋服、初めて見るような気がするんだが(゚д゚;)・・・」


嫁「気のせいよ。
ほら、あなたって忘れっぽいから♪」



カズマ「これも春の陽気のせいですか?(´Д`;) 」




違うような気もするけど・・・



車に乗り込み、○○公園のサクラの木をバックに、
嫁と娘の写真をパチリ。


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嫁「ちょっと!私一人の写真も
いっぱい撮ってよ!」



お前が入園するのかよ(;´Д`)ノ



娘以上に、嫁の写真を撮ってる気がするなぁ('A`)


娘のことになると、嫁は妙に張り切るから困ってしまう。





翌日・・・


カズマ「ただいま!」


嫁「おかえり・・・・」



会社から帰ってくると、
嫁が何だか元気ない。



嫁「今日さぁ、7階の奥さんと一緒に
娘の通園バッグを作ったんだけど・・・」


カズマ「どうかしたのか?」


嫁「これなんだけど・・・」



そっと差し出した嫁の手作りバッグ。



カズマ「何かこれ、ちょっと曲がってないか?
手提げの縫い目も、何だか汚い気がするし(汗)」


嫁「私って、昔から裁縫が苦手なんだよね・・・」





いか---------ヽ(;´Д`)ノ----------ん!




嫁がブルーになってやがる(汗)


嫁が落ち込むと、俺に災いが降りかかるのは自然な流れ。




嫁 を 励 ま さ な け れ ば !




カズマ「手作りのバッグなんて、みんなこんなもんだろ。
少しくらい格好悪い方が、手作りらしくていいじゃないか。」



俺の言葉を聞いた嫁が、持ってきたのは別のバッグ。



カズマ「ん?このバッグはお前が作ったのか?
すごい上手に出来てるじゃないか!」


嫁「それ、あんたのお母さんが作ったんだけど・・・」


カズマ「俺の母ちゃん(゚д゚;)・・・・・」



嫁「娘のためにって、昨日送ってくれたのよ・・・」



俺の母親が送ってくれた、娘の通園バッグ。

裏地まできちんと柄が変えてあるし、
縫い目もきれい。

言っちゃ悪いが、嫁のバッグとは雲泥の差。




母親のバッグはお店に出しても遜色ない出来栄えとすると、
嫁のバッグはフリーマーケットで30円の処分品。
それでも、お客は見向きもしない出来損ない。




嫁のバッグ

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母親のバッグ

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確かに嫁のバッグはひどすぎる_| ̄|○





嫁「・・・・・



ダメだなぁ・・・



何で、私って不器用なんだろう・・・」




カズマ「何も、泣くことはないだろ(汗)」




嫁「何かさぁ、自分が情けなくて・・・



7階の奥さんは編み物スッゴイ上手だし、
あなたのお母さんなんかプロ級の腕前。

幼稚園に通う子供のお母さんって、
意外にこういうの見てるんだよね・・・



私の作ったバッグなんか持ってたら、
娘までだらしなく見られる気がするの。



娘の友達にだって笑われるかもしれないし・・・



私の作った通園バッグを
娘が持ってる姿を想像したら、
何だか娘が可哀想になってきて・・・」




カズマ「('A`)・・・・・」





嫁「おばぁちゃんが作ったバッグ上手だよね。
幼稚園には、おばぁちゃんの作ったバッグ持っていこうね♪
これだったら、みんなの前でも恥ずかしくないから♪」



母親のバッグを娘に持たせようとする嫁。





娘「やだぁ!







ママのがいい!」




嫁の作ったバッグを握って離さない娘。




嫁「ダメよ!ママのは、出来損ないなんだから!
おばぁちゃんのが、キレイに出来てるでしょ。
ほらっ!裏側だって、うさはなちゃんの絵柄が入ってるんだよ。
おばあちゃんが作ってくれたバッグを幼稚園には持っていこうよ!ね♪」




娘「やだぁ!ママのがいい!




ママのがいい!



ママのじゃなきゃヤダ!




(´Д⊂グスン」





嫁「・・・・・」




泣きだす娘・・・





嫁「ママのでいいの?出来損ないだよ。」



娘「うん!ママのがいい♪」




嫁「そっか♪」





カズマ「・・・・・」




僕らの知らないところで娘はちゃんと成長していた。



娘は僕らの宝物・・・


子供が生まれて本当に良かった・・・・



来週は、いよいよ娘の入園式。

娘がちゃんとやってくれるか心配です(;´Д`)ノ


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友達の「おのだ教授」が、来月からテレビ番組をやることになりました。


もちろんメインの司会を担当します。

かなり遅い時間なのですが、福岡にお住まいの方は

ぜひ動いてる教授を観てあげてください。



よろしくお願いします(*´∀`)ノ




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