ずっと負けなかったとき、どこかで、このまま楽に進むと思ったでしょう。

 

 

今までがあまりにしんどかったので、早く楽になりたいと思ったでしょう。

 

 

来年以降のことを考えたでしょう。

 

 

どこかそれらは頭にありながら応援したでしょう。

 

 

じゃあ、選手も同じ気持ちです。

 

 

選手とサポーターは表裏一体なので。このクラブを勝たせたいと思ってスタジアムに集う目的が一致してる僕らは、思考もどこかで一致します。

 

 

いま、皆さんの考えてる気持ちそのまま、選手も同じことを考えています。選手も人間なので。

 

 

若いチームならなおさらです。

 

 

サッカーは、相手チームの幸せを奪って自分たちが幸せになるスポーツです。それ以外の手段はありません。

 

 

相手チームに向かった矢印が、別の方向に向かった途端に弱くなります。身をもって知ってると思います。

 

 

「早く楽になりたい」「リードしてるならこのまま早く試合が終わってほしい」一般的に、サッカーが試合終了間際に得失点が多くなるのはこれがあるからです。矢印が相手に向かなくなるからです。

 

 

だから、容赦なくやりきらないといけません。しないと代わりに、自分たちが不幸になるからです。

 

 

でもおそらく選手も、僕らも、容赦があるのでしょう。

 

 

次を見てしまうのは人間なら当たり前で、選手も人間で、僕らと同じです。

 

 

そして、早く楽になりたいと思ってた人ほど、次に矢印はこういう方向に行くでしょう。

 

 

「もう勝てないかも知れない」

 

「どうせ元の愛媛FCに戻るんだろう」

 

「あいつのせいで負けた」

 

 

じゃあ選手も同じ考えだと思います。

 

 

本当にたくさんの思惑がチームを作ってるので。あなたと同じ考えの選手はいると思います。ここまでじゃなくても、気持ちが弱くなってる選手はいると思います。

 

 

いま正念場を迎えた選手の気持ちをわかるのは、サポーターです。あなたの今の気持ちそのままなので。

 

 

じゃあ何を言えば奮い立つかも知ってるんじゃないでしょうか。

 

 

それをスタジアムで直接、届けてあげてくれたら最高です。

 

 

うまくいってる時じゃなく、うまくいってない時に何をしてあげられるか。

 

 

それこそが応援だと。

 

 

森脇選手やオム選手みたいに、ブレずに漫画の主人公みたいなことを堂々と口にできる人は貴重です。僕もきっとああなりたいです。

 

 

 

11月11日、伊予決戦の際に、アオアシのエンディングを歌ってくださっていたRin音さんがゲストで来場し、『Blue Diary』を披露してくださいます。

 

 

僕はアオアシの1期2期の主題歌がどの曲も本当に大好きで、[Alexandros]さんの『無心拍数』も、志帆ちゃんの『presence』も、神はサイコロを振らないさんの『カラー・リリィの恋文』も今でも何度も聞き返すくらいです。でも、直接の歌唱を聞いたことはありません。

 

 

この日『Blue Diary』でひとつの夢が叶うので、スタジアムに行こうと思います。みなさんもぜひ。