ゲームの予約率アップで売上アップ! | 日本カルチャー協会 認定講師 みずおち

日本カルチャー協会 認定講師 みずおち

講義内容「飲食店の店長に必要な計数」
「飲食店の儲かるメニュー動画活用術」

こんにちは。ユージーアイプロジェクトの水落です。


一昨日の「ゲームの売上を上げるには予約率を上げましょう」と説明しましたが、


もうちょっと続きがありますので、参考に出来る部分は参考にして下さい。




前回の記事はこちら。↓


競合店と違う事で差を付けましょう。


今のゲームショップの場合、新品を大量に、適当に発注していたらすぐに潰れます。


原価が定価の75%とか高いくせに、新品の販売価格はどこも10%~15%引きです。


全然利益が取れません。


さらに売れ行きが止まるのも早く、翌週には売れなくなる物も多い。


しかもビックタイトルで問屋やメーカーの超オススメ商品に限って大コケしたり。


「お店を殺す気かっ!」というコケかたをします。


ゲームのバイヤーは前回タイトルの販売数や似たタイトルのデータを必死で集めて発注しますが、


なかなか完璧な予測というのは難しい物です。



そこで予約率を使って発注する事で「売れ残るロス」を減らして「売り切れるロス」も減らしていく事が出来ます。


例えば発売日からその週の日曜日まで30本販売したゲームソフトがあったとします。


その商品の予約数は6本でした。


これが予約率20%です。


ただ20%程度だとブレが大きいのでデータとしては使えません。


予約に力を入れて予約率が30%を超えるあたりでデータとして生きてきます。


予約率が40%まで行くようになると、売れる本数が当たるようになってきます。


予約が12本のソフトは(12÷40%=30)で30本売れるだろうという仮説が出来ます。


初期発注が20本しかなく、予約が8本を越えれば追加をかけないと売り切れるという事が判断できます。


問屋やメーカーは売りたいので大きな数字を提示してきますが、


予約が少ないからキャンセル。という訳にもいかないので、


初期発注を3分の2程度に減らしておいて、予約数に応じて追加をする方がロスを減らす事が出来ます。


なにせ予約は「お客様の声」ですから。


自分はゲームショップに何年もいましたが、お客様の情報に適いません。


お客様の方が知識もあるし、どんなゲームなのかを良く調べています。


発注するバイヤーは発注する時点では、どんなゲームなのかよく知らされていない場合が多いです。


だから前回のデータに頼らないといけないのですが、


お客様の声を直接聞ける店舗だからこそ、できる事があると思います。


予約強化、予約数の把握、予約率を上げる、予約率から追加する事でまだまだ売上は伸びると思います。


新品が売れれば中古も売れて行きますので、


厳しい時期ですがどうか頑張ってください。




ちなみに昔店舗にいたころ、


自店に入荷しないゲームまで限定商品を除いて全部予約表を出してました。


予約表出すのはタダですから。


予約が入ってから発注するみたいな。


たまに、発注が間に合わなくて競合に買いに行った事もありました。


お客様に「こんなにいっぱい予約出してる店ないよ。」と呆れられました。


アマゾンで予約開始したら、全部予約表出してましたから。


でも予約の際はメーカーやタイトル、初回限定品には気をつけてくださいね。


モンハン3rdとかはカットされそうだし、他の店に行っても買えなそうですよね。


ポケットモンスターなんかも希望通り入荷しませんからねぇ。


ロールプレイングとか萌えゲーとかジャンルによって若干違うのですが、


予約を強化していくと細かいところも見えて来ますので参考にしてみて下さい。


少しでも店舗のお力になれば幸いです。


それでは今日も頑張って行きましょう。