用事があって、実家へ行きました。
夕食は都内ではあまり見かけない、和食「とんでん」で食べることに。
夕食時なので、大変な混雑。川口市民全員がとんでんに集結してるんじゃないかという混みよう。
とりあえず禁煙席を指定して待つことに。
店員さんがメニューを持ってきて、席につくまえに決めておいて欲しいとの事なので、メニューを開く。
12ページからなるそのメニューをみるたびに何を頼んでいいか、かなり悩みます。寿司&そばにするか、天丼&そばにするか、うな丼&そばにするか、天ぷら御膳&そば(そばは全く揺らぎません)熟考していると、お袋が、急に「Kさんじゃないの!」と立ち上がりました。Kと呼ばれたその女性も「秋葉さん!」とお袋に近寄ります。
なんだ?この再会雰囲気は…と思っていると、お袋が「ほら、高彰、Kくんのお母さんよ」と、テンションマックスで叫んでます。
全く覚えてないよね。
K?誰だっけ?
話をふっておいてお袋達は自分の話に集中しています。話の流れから中1の時に、同じクラスだったKくんのお母さんらしい。
もう顔も思い出せません。
一回、家に遊びに行ったことがあるかな?
なんて思っていると、Kくんのお母さんが、「今、息子呼んでくるね!」と、こちらもテンションマックスです。
なんだ、この親同士が仲がいいと、子供も仲がいいだろう、という決めつけは!
一応、私は微笑みましたが、心の中で「そんなテロ行為はやめてくれ!26年前に同じクラスだっただけという男と私は何を話せばいいんだぁぁぁぁぁぁ!ロック!」シャウトしていました。
「ひ、久しぶり・・・」セリフと愛想笑いの練習を娘相手にしてると、Kくんがやってきました。
Kくんは笑顔で私に「全然きがつかなったよ」と言いました。私は「俺も」と答えました。
たったそれだけの26年ぶりの会話が終わった時、二人のお袋が予想だにしなかった結果に、少し引いてました。
そりゃそうだ!
また一つ勉強になったよ。お袋という生き物は、その空気の読めなさに、時々大事故を起こすという事を。