2010.4.27.発売。(昨日)
第61号のご紹介です。
「白雲母」。
英名「マスコバイト」。
ロシアのウラルで産出したものが、モスクワ経由でヨーロッパに輸出されており、
それが、「モスクワガラス」と言われていたところから鉱物名がつけられました。
何枚も積み重なった薄い層でできている結晶は、層と層を結びつける力が弱く、
紙のように薄くはがれる性質を持っていて、別名「千枚はがし」とも呼ばれています。
日本では、日本画や版画などで、キラキラした光沢を出す白雲母の粉を混ぜた
「きらら引き」という和紙が使われたり、粉を絵の上にふりかける「きらら刷り」という技法が
伝えられています。
昨日は、本屋さんに取りにいったのが早かったのと、馴染みの店員さんだったので、
選ばせてくれたのですが、どれもそんなに個体差はなく。
切り出した形に差異が認められる程度でした。
これ、写真ではわかりずらいのですが、薄っぺらっ!!
そして、「千枚はがし」の別名の意味が、よくわかります( ´艸`)。