何かで触れたことがあるフレーズ。
「希望なしには生きられない」
それは、映画だったか、本だったか思い出せません。
人間、というかあらゆる生物は、死を背負って生まれてきます。
この世に生きとし生けるものはいつかは死ぬ運命にあります。
動物なら、自分の暮らしに、「希望」なんて持たないかもしれません。
ただ、必死に毎日を生き、知らぬうちに寿命が来て死んでいくのでしょう。
しかし、人は違います。
心に希望の灯をともします。
人は、限られた寿命の中で、その希望を叶えようとします。
そして、それを叶える人。
叶えようとはしたが叶わぬままに終わってしまう人。
叶ったらいいな、と空想にふけるだけの人。
叶うはずないさ、とあきらめる人。
希望が見つからずに、自分がどう生きていいかわからない人。
希望なんて持っても虚しいだけさ、と言いつつ、希望を捨て切れず、心の闇に悶え苦しむ人。
世の中には、いろんな種類の人がいます。
そして、一人一人、希望の内容も違います。
しかし、死を前提に人々は希望を持つ。
これは、どうやら確かなことのようです。
ということは、死は絶望を意味するものではないのですね。
絶望は、あくまで、希望を失うことなのです。
私は、希望を他人の努力に見いだすことをしません。
変な例えですが、サッカーの選手たちが努力をして、世界一になることを、
私は自分の希望にしません。
私は、自分の努力で叶うこと、それのみを希望にします。
子育ても同じです。
子どもの人格は、自分とは別人格。
子どもは自分の思うようには育ちません。
だから、私は、我が子の将来を自分の希望にはしません。
もし、我が子に希望を持つとすれば、
我が子が自分の希望の持ち、それに向かって努力をし、それに近づいてくような生き方をすること
それだけです。
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