よく、お子さんから、
「なぜ中学受験なんてしなきゃならないの?」
そう聞かれて、答えに困ってしまう親御さんがいらっしゃいます。

今日はその答えが聞きたい君たちにちゃんとお話しをしましょう。

なぜ中学受験をしなければならないのか?

答えは簡単。

別に中学受験などしなくても構いません。

もっと言えば、小学校にも行かなくてよいし、高校にも行かなくてよいし、ましてや、大学になどいく必要はありません。

そんな義務は全くないのです。

例えば不登校の子供は逮捕されますか?

そんなことはありません。

なぜなら、学校に行くか行かないかは、自由だからです。

例え小学校でも、行きたくなければ行かなくてよいし、行かなくても何の罰則も有りません。

学校や塾というのは、与えられたチャンスの1つなのです。

自分の人生に、学校が不要だと思えばいかなければいい。

例えば、アフリカには今でも、貧しくて学校に通えない子どもがたくさんいます。

彼らは、毎日、二時間もかけて、泥水を運びます。

泥水は、もちろん飲むためのものです。

彼らには、勉強をする、というチャンスは与えられません。

毎日毎日働いて、日本人よりもずっと早く死んでしまいます。(あくまでも平均の話です)

彼らに何をしたいか聞くと、たくさんの子が、

「勉強して先生になりたい」

「勉強してお医者さんになりたい」

と、答えます。

しかし、彼らに勉強をするチャンスは与えられません。

何故なら国が貧しいからです。

さてさて、日本はどうでしょう?

日本人として生まれたというだけで、小学校と中学校には無料で通うことができます。

今では、高校もかなり安く通えるようになりました。

それは、君たち、日本人に与えられた特別なチャンスなのです。

アフリカの子供たちがこの事を知ったら、なぜ自分は日本人に生まれなかったのだろうと思うに違いありません。

しかし、日本でも、お金がある家庭しか、子供を大学に入れることはなかなかできません。大学というのは、一年におよそ100万円もお金がかかるものだからです。

しかし、何と、君たちのご両親は当然のことのようにそのお金を出してくれます。

君たちは、日本に生まれながら、さらに大学に通わせてもらえる家庭に生まれてきたのです。

何という幸運❗

いえいえ、それどころではありません。

大学どころか、高校も中学も私立の学校に通わせてくれるというのです!

何というチャンスなのでしょう。

君たちの周りにはチャンスがごろごろと転がっているのです。

アフリカの子供たちが、一生に一度も巡り会えないようなチャンスが。

このような話をすると、君たちは、

「でも、どうして私立なの?」

と聞くかもしれません。

君たちは知っていますか?

良いものの値段は高いということを。

良い家、良い自動車、良い服、良い食べ物、みんな高いのです。

ものを教わるのでも同じ。

皆さんは、オリンピックで活躍するような選手は、とっても安い授業料で、スケートや体操を習っていると思いますか?

絶対とは言いません。

しかし、多くの選手たちは、小さな頃からお金をかけて良いコーチに指導を受けたのだと思います。

皆さんの、ご両親はそのお金を全く惜しいとは思わないのです。

子供により良い教育を受けさせるためならば、自分のお弁当代をけずっても良いとさえ思うのです。

それほど教育というのは尊いものなのです。

君たちが習ったつるかめ算は、将来何の役にもたたないでしょう。

しかし、君たちが塾での苦労を乗りきった経験や、勉強を一生懸命にする習慣や、色々なことを考えた脳は、君たちの一生の財産となることでしょう。

そして、こうして頑張った末に入った中学や高校で習った勉強は、君たちを立派な大学へ導き、その大学での経験、そして、その後に就いた仕事は、君たちを、君たちらしい幸せな人生に導いていくことでしょう。

すべてはチャンスなのです。

いくつかのチャンスを使わずに放っておくか、それとも、1つ1つを手に入れていくか。

それは、君たちの自由です。

「だって他の子はこうしてるよ?」

そんなことをいうのはやめましょう。

あなたは、他の大勢と同じことをしたいのですか?

みんながこうするから自分もこうする。

みんながこうしないから自分もこうしない。

人は一人ひとり違った個性を持って生まれてきたのに、みんなと同じことをしていくのですか?

チャンスは皆に平等に与えられているとは限りません。

アフリカの子達が良い例です。

彼らにはほんのわずかなチャンスしか与えられない。

だからこそ、人はそれぞれ自分に与えられたチャンスを、ありがたいと思って手に入れていくべきではありませんか?

これが私の答えです。


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