ワイズでは、本日をもって、2013年度の中学入試が終了致しました。


まず最初に、最後まで戦い抜いた6年生諸君に心より拍手を贈りたいと思います。


高校入試や大学入試ともなれば、本人の目的意識も高まり、


ほとんどの受験生が、「自分のための入試」であることを納得しています。


しかし、例えば小学4年生では、受験するとはおぼろげにわかっていても、


或いは、勉強することが自分の為なのだということは何となくわかっていても、


現実には、何のことかさっぱりわからず、


ただやみくもに勉強させられている、という意識の子がほとんどです。


そういう中で、長い子は3年間を塾で過ごし、そして最後にこの厳しい数日間を迎えるのです。


遊びたい盛りに遊ぶことを制限され、その上様々なノルマも課せられます。


その3年間の苦労が、わずか1日で報われる場合もあるし、


1週間受け続けても報われない場合もあります。


この3年間と1週間を、ひどく過酷で残酷なものだと批判する方も少なからずいらっしゃるでしょう。


しかし、私は、実際に彼らを見てきて、


そして、彼らと苦労を共にして、


やはり、この経験はとても尊いものだったと確信しています。


この感覚は、きっと必死に頑張った生徒たちと、彼らと苦楽を共にした我々やご両親にしかわからないものかもしれません。




今回の入試結果がどうであろうと、


子どもたちは、最終的にはその結果を受け入れ、


次の人生のステージの肥やしとしていきます。


それがどんなに大事なことか。


それがどんなに価値あることか。


受験生のご両親はこれからどんどんそれを感じていくことになるはずです。


それは、疑いのない未来なのです。




そして、最後に、受験を終えられた6年生のご両親様、


本当にお疲れさまでした。


皆様のあたたかいサポートがなければ、


きっと、みんなここまでやり抜けなかったはずです。


皆様のお子様に対する毅然とした接し方に心より敬意を表します。


そして、私のようなものに大切なお子様を預けて下さったその信頼に、心よりお礼申し上げます。




今後の卒業生全員の活躍を心から信じ、期待しています。



                               進学会ワイズ 山之内明