いつの間にか「肌寒い」と感じる日がなくなり、どんどん夏へ向かっている気がします。
お陰様で、漢字検定の最低人数はクリアでき、実施できることになりました。
「全国統一小学生テスト」はまだ募集しておりますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
何度か触れてきたことですが、この塾の指導理念をお話しします。
たまに書かないと最近このブログを見た方はわからないと思うので。
私は、私が理想とする教育を行うことを目的としてこの塾を作りました。
今から17年前のことです。
「塾は営利企業」
私も生活しなければなりませんから、もちろんその要素は捨てられないのですが、それは第一目標ではありません。
「理想とする教育」
というのは、たくさんあって、それをすべてここに書くことはできませんが、
一つをあげれば、
「子どもたちが、将来、自分の個性や才能を十分に使って、その子にぴったりと合った生き方ができるようにするための土台作りをする」
ということです。
人は何らかの才能や使命を持って生まれているにもかかわらず、
意志の弱さや、
快楽を追求しようとする欲や、
だれしも物質的に恵まれた生活をおくることが幸福である、
或いは、
ただ健康で長生きすることのみが幸福である、
という固定観念に支配されることによって、
本来の自分の幸福というものは何なのかということを深く考えず、
そして、そこに向かって突き進むという努力をすることを怠りがちです。
自分に合った生き方を見つけるには、それなりの土台が必要です。
本を読む力や、人の話を真面目に聞く力、「考える」ということを面倒だと思わない心、
そして何より、
「あきらめない心」
などです。
私は、中学受験の勉強を通して、これらの力や心を子どもたちに身につけさせたいのです。
いえ、、私が身につけさせるのではなく、本来彼らが持っているその「力」や「心」を引き出す、といった方が近いかもしれません。
せっかく持っていても、それらを引き出せなければ、意味がありません。
私はそれを、「国算理社を勉強する」という触媒を使って引き出したいのです。
皆さんは、例えば、できない算数をできるようにするために、我が子を塾へ通わせますよね。
しかし、問題の根本は、算数そのものができないというところにあるのではなく、
粘り強く考えようとする意志や、知識を身につけようという積極的で前向きな気持ちがないことにある場合がほとんどです。
ですから、その気持ちを持たせることがその子にとって一番優先されるべきことなのです。
誰しもそこまでは考えつくのですが、それが、「挫折」によってもたらせるものであることはあまり知られていません。(もちろんそれ以外のことによってももたらされます)
やる気がない生徒がいる。
集中して勉強できない生徒がいる。
でも2~3年間あきらめずに塾に通って受験する。
全部落ちてしまう。
自分がやってきたことがいい加減だったことに気づく。
公立中へ行く。
中学受験の勉強をしてきただけあって、とても良いスタートを切れる。
自分がしてきた努力が大きな力になっていることに気づく。
自分の位置をキープしたいと思う。
頑張る。
高校受験で素晴らしい結果を得る。
これは、たくさんの生徒によって証明されてきたことです。
つまり、教育というものは、目先の数字にとらわれて、右往左往するような性質のものではない、
ということです。
私が生徒に与える試練を、
「中学受験に必要なのかな?」
と疑問に思われるご父兄がいらっしゃったとしたら、
この記事を読んでいただくと、少し理解していただけるかもしれません。
「成績を上げる」
「中学受験に成功する」
という枝葉の結果にとらわれず、
「教育」という大きな幹に目を向けてお子さんを見守って頂きたいです。
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