『Wilbert Harrison』('71) | 「Nothing But The Blues」 By 山本慎也

「Nothing But The Blues」 By 山本慎也

日本語ブルーズを歌っています。ライヴ、音楽、執筆文を掲載した雑誌、日本文学、プロレス、日々のことなどを、不定期に綴ります。

59年の大ヒット「Kansas City」と69年のヒット「Let's Work Together」で有名な Wilbert Harrisonさんの、1971年のレコードを購入しました。29年生まれのウィルバートさんだから、42歳の時のアルバムですね。

ゆるくてPOPで、かわいいブルース/R&Bが盛りだくさん。今の僕の好みにジャスト・フィットです。

個人的な目玉は、B面最後の「Cold Cold Heart」です。我らがJohnny "Guitar" Watsonさんの名曲ですね。
この曲は、Stonesなら『Between The Buttons』に入っていそうなキャッチーなR&Bですが、何ともゆったりしたカリブ風味に仕上げられています。マリンバも鳴っています。ちなみに、ホーンのアレンジは、アラン・トゥーサンさんです。力の抜けた歌が素敵!


その他、「My Babe」や「Honest I Do」や「Blueberry Hill」なんかも収録されています。この選曲だけで、わくわくするでしょ?
休日にのんびりしたい時にピッタリな、楽しいアルバムです。


山本慎也の「BLUESを蹴飛ばせ!」-Wilbert Harrison