たす・ひく・かける・わる | 生きる力を育む@YSゼミナールと保護者の交流の場@ENcafe

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一斉授業と個別指導のいいところをとり入れ、うまく融合させた授業を展開しています。
また、親の交流の場となるENcafeを2015年5月にオープンしました。親と講師が意見交換を交わしながら、子どもの教育について考えています。

よく保護者の方からこんな相談を受けます。

「うちの子ども、文章問題が苦手なんです。

読解力がないんでしょうか?」

 

皆さんもそう思われますか?

 

私の考えは

 

「『たす・ひく・かける・わる』の意味をしっかり理解していない」

 

だと思います。

 

文章題の問題と解いているとき

 

「今習っているのがかけ算だから、かけ算だろう」

 

って思っている生徒が案外多いんです。

 

 

小学4年生の問題です。

 

ちなみに教科書レベルです。

 

「A,B 2種類のかんづめがあります。

 

Aのかんづめ2ことBのかんづめ4この重さは1100g

 

Aのかんづめ2ことBのかんづめ7この重さは1700gです。

 

Aのかんづめ1こ,Bのかんづめ1この重さはそれぞれ何gですか。」

 

この場合は、おはじきなどを使って

 

視覚的に説明すると子どもたちは理解しやすいと思います。

 

 

ちなみに、文章題が苦手な生徒に対しての指導方法です。

 

Aのかんづめを木片、Bのかんづめをおはじきで表しています、

 

まずここで、片方からもう片方を「ひく」という発想がなかなかできません。

 

「ひき算」の計算はできるのに、具体的に「ひく」とはどういうことか

 

案外理解できていないんです。

 

そこで、おはじきなどを使って、具体的に「ひく」ということを

 

視覚的に見せてあげます。

 

 

そうするとイメージがわきやすいと思います。

 

Bのかんづめが3個残りました。

 

3個の重さは、1500-900=600gになります。

 

ではBのかんづめ1個はいくらになりますか?

 

なかなかわり算がでてきません。

 

それで、おはじきを3つ離します。

 

 

つまり、分ける→わり算ですね。

 

Bのかんづめ1個は200円だとわかりました。

 

Aのかんづめ2個とBのかんづめ4個で1100円

 

 

では、Bのかんづめ4個ではいくら?

 

なかなかかけ算がでてきません。

 

200+200+200+200=800円は納得できるのですが

 

200×4=800円とはなかなか納得できないんです。

 

同じものが3つ、同じものが4つという場合はかけ算を使うということを

 

やはり、視覚的にイメージしやすく教えてあげるといいと思います。

 

Bのかんづめ4個が800円だから、Aのかんづめ2個では・・・

 

ひき算ですね。また、おはじきをかくしてイメージさせます。

 

 

1100-800=300円 Aのかんづめ2個で300円とわかりました。

 

ではAのかんづめ1個では?

 

またわり算です。木片を2つに分けます。

 

 

300÷2=150円

 

Aのかんづめ1個 150円 Bのかんづめ1個 200円と

 

求めることができました。

 

繰り返し解かせようと、たくさん問題をやらせようとしますが

 

数字だけ見ても、左脳がはたらくだけです。

 

もっともっと、おはじきなどを使って右脳をはたらかせる勉強が

 

大事ではないかと思います。

 

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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