新約聖書 マルコによる福音書 14章27~28節
「イエスは弟子たちに言われた。『あなたがたは皆わたしにつまずく。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊は散ってしまう』と書いてあるからだ』。しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く」

エルサレムに近い谷にある「ゲッセマネの園」でイエス・キリストが捕まった時、弟子たちはみんなイエスを見捨てて逃げてしまいました。
そのことをイエスは預言しておられました。
「みんなわたしにつまずく」と。

「つまずく」というのは、スムーズに進めると思っていたところで足が何かに当ってよろけたり、たおれたりしてしまうことです。

思わぬところに段があったり、石があったり・・・
思わぬジャマものです。
それに当った足は痛いし、よろけるし、場合によってはころんでけがをするし・・・
「こんなところにこんなものを誰が置いた!」と声を上げたくもなります。

しかし、ここで大問題があります。
イエス・キリストは言われました。
「みんな『わたし』につまずく」と。

「無いと思ってたのに…」「無かったら良かったのに…」とか思ったモノは、なんと「イエス・キリスト」なのです!

逆に言うと、つまずいた場所に戻り、つまずいたモノをさがせば、そこでイエス・キリストに会えます!

イエス・キリストはいつもあなたと一緒に生きておられます。
あなたが神様の宝物として輝いて生きられるようにいつも導いて下さっています。
つまずいたのは、「そこにおられるイエス・キリストに気づかなかった」からです。

そのまま先に進まず、つまずいた場所に戻ってみましょう。
つまずいたモノを確かめてみましょう。
そこであなたはイエス・キリストに会えます。

あなたがつまずいたのは、イエス・キリストという方です。

けられても、傷つけられても、一方的に文句を言われたも、この方はあなたと一緒に生き続けて下さっています。
一つ確かに言えることは、イエス・キリストより前に進んでしまったからつまずいたのです。

戻ってみましょう。
急がなくても大丈夫。
この方が「神様の宝物として生きられる道」へ導いて下さっています。