新約聖書 マルコによる福音書 12章29~31節
「イエスはお答えになった。『第一のおきては、これである。「イスラエルよ、聞け。わたしたちの神である主は、唯一の主である。心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、あなたの神である主を愛しなさい」。第二のおきては、これである。「隣人を自分のように愛しなさい」。この二つにまさるおきてはほかにない』」

ユダヤ人の法律学者がイエス・キリストに尋ねました。
「あらゆるおきてのうちで、どれが第一でしょうか?」

この質問に対する答えが冒頭の聖書の言葉です。

イエス・キリストは、「どんなことにおいても神様を一番に持ってくること」、言いかえると「どんな場合にも神様の思いに心を向けること」が第一のおきてだと言われました。

そして、「神様を大切にすること」と切っても切り離せない大切なことを教えられました。
「隣人(となりびと)を自分のように大切にしなさい」

世界中のクリスチャン達が自分の信仰について書いている『アパールーム』サイト(英語版)から今日の分を紹介します。

「私の夫はこの一年働き口がありませんでした。実は、これがはじめてのことではありません。過去20年の間に、5回も解雇されました。そのたびに夫婦や家族にとって状況は厳しくなりました。3人のこどもたちにも苦しいつらい思いをさせてきました。暖房のための油や給湯のためのプロパンもないこともありました。棚に食べ物がない時や電気が使えないこともありました。3週間車なしですごしたこともあります。私たちは郊外に住んでいるので子供たちを学校に送ることも、買い物に行くことも、教会に行くこともできませんでした。とてもつらいことでしたが、同時にたくさんの思いがけない助けも与えられました。届けられた食事、車、プロパン、お金、そしてたくさんの祈りと支え。つらい時に天使のように私たちを支えてくれました。必要を満たしてくれた人たちを通して、私たちは神様に信頼することを教えられました。イエス・キリストが話されたように、野の花よりも輝くほど私たちを大切にしてくれました。神様の愛が心にしみると、顔を上げて明日に向かっていけるようになります。きっと道が開くと信じて」

(その2に つづく)