矢寿ひろお…………漫画ブログ

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心の中では大きな問題で、気になっていることってあります。

 

でも、言葉にして口から出してしまったり、文字にして人の目に止まるようなことをしてしまうと

そのせいで現実がちょっと変な方向に動くことってあります。

 

黙って心の内に秘めていればいいのに、何か寂しいのか、魔が差すというかついアウトプットして

そのせいで、何かが少し狂う気がするときです。

 

もちろん因果関係があるのかどうかは、私がそう感じてしまうというお話しなのですが。

 

でも、凄くいいことがあっても「下手に誰かに話したら、この幸せが手の平から逃げてしまうかも。

思いが成就するまで心の内に秘めて、黙っておこう」とか

 

「今までうまくやって来れたんだから、言わない方が上手く行く気がする」とか

 

そういう事が、あと数千年経って科学が進歩して「新しく発見された粒子が、人の心に影響を与えるという事が証明されました」などということになるかも知れないと、思ったりします。

 

 

私が見たり聞いたり感じたり出来る、ほんの小さな世間でも結構な割合で

格好つけたがり屋さんがいます、私もそうです。

 

お洒落さん、悪ぶりたがり、グルメ、うんちく大好き。

 

何故か、浅はかでお調子者のような良くないイメージです。

 

その人の本当の自分に、格好つけて重増しして、周りに自分を良く見せようとしている

油断のならない人みたいな感じでしょうか?

 

しかしながら格好つけたがり屋は皆んな生まれたときから性分で、根っからの

格好つけ屋さんです、・・・おそらく、多分。

 

偉ぶってマウント取ろうとか、ましてや誰かを騙そうとか思ってないです、・・多分。

格好つけるのが心底楽しいんです。

ただ一つハッキリしているのは、本人は自分が格好いいとは思ってないのです。

 

本当に格好いい人は、自分を重増しする必要がありません。

 

ただ、格好つけたがり屋さんは、苦労している分思慮深いのです。

心の中に芽生えた願いは、はじめ幼魚の姿をしています

 

大きく育てて叶えたい願いがあるときは

 

「たましいの糸」を尻尾に結んで、空に放ちます。

 

願いは天変の川まで宙を登っていき、大きく育ち

 

ある日、本物が帰ってきます。

 

ただし、上手くやるには少々コツがありまして...

 

コツさえ覚えれば、みんな大金持ち!(お〜っ!拍手)

 

なので、流石にただと言うわけには...へへっ。

 

興味がおありの方は、下の概要欄から。

 

A子   このお茶碗、可愛くない?

 

B子   え〜っ、何か形、歪んでない?

 

A子   そこがいいのよ!
     とても親しみやすくない? 形もしっくり
     手に馴染むし、何よりこの優しそうな色が
     いいなぁ〜。私を幸せにしてくれそう。

 

     やっぱり長く使うものは、優しくなくちゃ。
     ねっ、そう思うでしょ! 見た目じゃないのよ!

 

B子   いっつも見た目優先で失敗してるもんね。

     んっ、ひょっとして、失恋した?

 

A子   うっ、うっ〜、・・・涙 

 

 

 

  差し歯が外れたり、カレーの味が微妙に塩辛かったり、

 

  苦手な上司とエレベーターで二人きりになったり・・

 

  ネットで注文した商品のお届け日が10日も後だったりすると

 

  自分の何が悪いんだろうかと、ふと考えてしまう

 

  しかし、そういうことが続いた後には

 

  たいてい良いことがあります。

 

         

A子  あっ、万年筆のインクが切れたみたい・・・

 

B子  へぇ〜、万年筆買ったんだ。

 

A子  インクの枯れない万年筆ないかな〜

    絶対欲しい!

    そんな生き方、そんな出会い!
    絶対枯れない情熱のインクで二人の夢と

    人生をずーっと一緒に書き続けていくの。

    私にだけ優しくて書き味はスッキリ、サラサラ

    上品で・・・

 

    見た目はクールで高級万年筆みたいな人。

 

 

B子  でも〜、そんな夢みたいな人と出会ったら・・・
    その出会いだけで一生分の運をぜ〜んぶ
    使い切ってしまいそう、クスッ。

    

 

 

妹  ねえ、ねえ、お姉ちゃん。
   パパとママ、何か揉めてるよ。

 

姉  あっ、あれ?
   揉めてなんかいないよ、じゃれてるだけ。

 

妹  でも大きな声で言い合ってるよ。

 

姉  パパとママはね、お互いの間合いを見切ってるの。
   あのまま放っておいても、喧嘩になったことないでしょ。
   二人とも剣の達人みたいなもんよ。

 

妹  ふ〜ん、じゃ仲いいんだ・・・。
   

 

姉  当たり前でしょ。 

 

 

 

   

妻 何で豚カツ用のポーク買ってきてって言ったのに
  ステーキ用のビーフ買って来るわけ?

夫 お前がいつも豚カツ用の肉は、厚すぎて中まで火が
  通らないうちに、ころもが焦げるって言うから火の通りやすい
  厚さ重視で、選んだんじゃないか!

 

妻 しかも何、この値段! 頭大丈夫?

 

夫 だったら、お前が買いに行けばいいだろうが。
  俺はいちいちそんな細かいこと、気にしてられないんだよ!

 

妻 スーパー行くって言うから、頼んだんじゃない

 

 

・・・それ以来、夫は妻に「スーパー行くけど、なんか必要なものある?」とは聞かなくなりました。

   

こうして、子供たちの大好きな豚カツが食卓に上ることは二度とありませんでした。

 

 

田舎育ちなので、山菜取り、昆虫採集、釣りは必須でした。

 

東京にきて発見した「蝉とり」です。丁度今の時期、夜7時過ぎに公園へ行きます。目を凝らして地面を探すと、驚くほど沢山の蝉の幼虫が土中から這い出ています。

 

羽化する為に、木や杭、塀、何にでもよじ登ります。羽化したての蝉の羽は透明ではなく白く夜光塗料のように光っています。

夜遅めに行くと低木によじ登った沢山の羽化したばかりの蝉の羽が青白く光って、夏のクリスマスツリーのようで不思議な美しさです。

 

そんな中から幼虫を4~5匹捕まえて、リビングのレースのカーテンに掴まらせます。

朝、起きると蝉は幼虫から羽化してレースのカーテンで羽が乾くのを待っています。

 

そしたら窓を開けて、カーテンから丁寧に外した蝉を放ちます。

蝉は「ミンッ!」と礼を言って、飛んでいきます。

 

朝公園に行くと公園内の道路に自転所や車に潰された幼虫が沢山います。よじ登る何かを探しているうちに道路に出てしまったのでしょう。。

先日引っ越す前の、その公園に行ってみたのですが、立派な遊歩道が出来ていて、あの土の所にもお洒落なレンガが敷き詰められていました。

 

 

長女と長男がいます、犬も飼ってました、コーギーです。

 

子供たちは大人になり、それぞれ家を出ていきました。コーギーは13歳6ヶ月で逝きました。

 

最近、昔のことを思うことが増えました。

 

そしたら思うたびに、心をギュー、と締めつける記憶があります。

 

何故、娘にあんな叱り方をしたんだろう、何故息子の話を聞かず理解しようとせず、親という権威で否定したんだろう、どうして愛犬をもっと愛してあげれなかったんだろう。

 

あの時の子供の表情や愛犬の様子が浮かぶと、心がギュー、っとなります。

 

など後悔かぎりなしです。

 

その時々には、何も思わなかったのに、こんな辛い思い出になるとは思いませんでした。