『ロボゲイシャ』

地獄へおいでやす。

全世界唖然！前代未聞の新型ガールズ・ムービー誕生。

「片腕マシンガール」の井口昇監督が放つ、痛快スプラッター・アクション・コメディ。セーラー服マシンガン少女の次は、『えーびばでぃ、サムライ、スシ、”ロボゲイシャ”！』。

前作「片腕マシンガール」はアメリカ資本の逆輸入映画だったが、今回は角川配給の純国産ムービーだ。

美人芸者の姉に扱き使われている冴えない妹。ある日姉妹は、馴染み客の製鉄会社の御曹司の屋敷の招待されるが、彼の策略により拉致されてしまう。世界征服を企む彼らは、裏家業としてひそかに殺人芸者マシーンの育成組織を作り、二人もそこへ無理やり放り込まれやがて殺人マシーンへと変貌していく・・・

姉妹愛というテーマはあるが、ストーリーはあってないようなもの。芸者が鬘や胸にマシンガン、尻から刀や手裏剣を仕込み格闘し、芸者や城がトランスフォームするといかにもアメリカ人にウケしそうだ。チープすぎるVFXはマニアックなファンにはたまらなし。
しかし、角川配給ということからか前作の笑えるスプラッターが影を潜めオバカ度もかなり低めだった。芸者が巨大化し城型ロボと戦うくらいの全壊（全開）したオバカさがほしかったところだ。

次回作はスーパー戦隊VシネマのようなVSモノもいいが、個人的には「ロボコップVS片腕マシンガール」や「ロボオバマVSロボゲイシャ」のような日米対決モノで壊れてほしい。

今回は角川リミッターが作動した分平凡な印象しか残らなかったもは残念だ・・・。

評価：★★

監督：井口昇
出演：木口亜矢、長谷部瞳、斎藤工、生田悦子、くまきりあさ美、中原翔子、亜紗美、泉カイ、志垣太郎、松尾スズキ、竹中直人・・・他
製作国：日本
配給：角川

【ロボゲイシャ】
http://www.robogeisha.com/

評価・紹介 No.：2010-025